草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

未知のウイルスとの闘いは試行錯誤しながら慣熟するしかない!

2020年02月23日 | 感染症

日本ばかりでなく韓国でも新型コロナウイルスの感染が拡大している。いかなる手段を講じようとも、制圧するのは難しいのである。局面に応じてベストを尽くすしかない。後手後手と政府を批判しても、もはや意味がないのである▼クラウゼヴィッツは『戦争論』(日本クラウゼヴィッツ学会訳)において「戦争における摩擦」を重視した。実際に戦争を体験しない限り、そこで直面する難しさを理解することはできないというのだ。今回の新型コロナウイルスも同じではないだろうか▼クラウゼヴィッツは「現実の戦争と計画上の戦争との相違にかなり適合する唯一の概念」としての「摩擦」について書いている。相手は得体のしれない未知のウイルスである。「大小の突発的な事件」への対処を通して、現場で闘う者たちは慣熟していくしかないのである。「人間の眼は、暗い部屋ではその瞳孔を拡大し、そこにあるわずかな光を吸収して次第にぼんやり見分け、遂にはこれを完全に識別できるようになる」のであり、一定の時間を必要とするのだ▼クラウゼヴィッツは自国の力を過信すべきでないとも説いている。我が国はCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の助言を求めるべきである。中共寄りのWHOは機能しておらず、国民を守るために同盟国に頼ることをためらってはならないのである。


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1 コメント

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昔は昔にあらず、今は今にあらず (嫌韓有理)
2020-02-23 13:07:05
 テレビでは亡霊が跋扈(ばっこ)している、「進歩的文化人」の亡霊が。例えば、青木・・・。
 
竹内 洋が、ある国立大学で、「丸山眞男とその時代」についての集中講義をしていたとき、学生から「先生、“サヨク”ってなんですか。」と質問された。さらに、「先年にはもっとすごいことがあった」という。「ゼミの学生と雑談をしているとき、わたしが『右翼』とか『左翼』とか言ったところ、『先生、サヨクって自民党のことですか』ときた。一瞬、この学生、極右学生かと思ったが、そうではない。ふつうの学生である。これには驚いたが、おそらくこうであろう。わたしが、あまり好きではない人はいるかもしれないがと言ったことから、当時人気が低落している自民党と思ったのではないだろうか。驚きはそれだけではない。このトンチンカンなことを言った学生がゼミ発表をすると、人権とか話し合いとかジェンダーとか弱者とか、格差だとかの『政治的に適切な』(ポリティカリー・コレクト)用語を多用するのである。
 はたして革新幻想は霧散霧消してしまったのか。はたまた無意識層に浸透していまやそれと気づかないほど定着したのか。『進歩的文化人』という用語は死語になったが、『進歩的大衆人』は増えているのではないか。いや昔日の進歩的文化人はコメンテーターやニュースキャスターの姿で跋扈している」(『革新幻想の戦後史』はじめに)。
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