草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

男の健康寿命という壁

2024年01月22日 | 医学
 一冊の本に取りかかる前には、建康であるかどうかを確認して、それから取り組むことにしています。今回もまた、一通りしましたが、血圧の薬を変えるとか、ちよっとした変化がありました。そのせいもあってか、もう一つ意欲が湧きません。
 精神科医の和田秀樹氏がどこかで書いていたと思いますが、数値を気にし過ぎて、そのために薬を飲むと、活動的でなくなるような気がします。
 健康寿命というものは、人の手を借りずに自立した生活ができるかどうかということですが、令和元年で男は72・68歳、女性75・38歳です。今はそれより弱冠伸びているとはいえ、75歳を過ぎればガタがきて当然です。
 もちろん、個体差といものがあり、あくまでもそれは一つの目安に過ぎません。見方を変えるならば、その年齢を過ぎても自分で動けるようであれば、ラッキーと考えるべきでしょう。
 僕は急がず焦らずをモットーに仕事をしたいと思っています。そして、時には一人でブラリと旅に出るのです。パスカルに言わせるならば、それは気晴らしでしかありませんが、あくまでも人間は人の子であり、最期は「人々が頭の上に土を投げかけ、それで永久におしまい」(『パンセ』前田陽一訳)なのですから。

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