北朝鮮が核搭載のミサイルによって日本を脅している。それを否定することは誰もできないだろう。それに対抗する手立てがなくて、本当に日本の安全が維持できるのだろうか。アメリカの核の傘は機能しているのだろうか、との不信感が頭をもたげてくるのは当然である▼日々状況は変わってきている。ここ数年で北朝鮮はアメリカ本土に届くICBMを完成させ、そこに水爆が搭載されることになるとみられる。もはや日本だけの問題ではない。だからこそ、アメリカによる先制攻撃が取沙汰されているのである。自国民の命を守るためにも、アメリカは最後の手段を講じるしかないのである。安全保障上の観点からも、日本の同盟国として参戦することになるだろう。後方支援という誤魔化しではすまなくなってきている▼日本の核武装も日程にのぼってくるだろう。やられたらやり返すのが、もっとも効果的な抑止力であるからだ。コストも3千億から4億程度で、巡航ミサイルを装備した潜水艦を何隻かを運用すればすむ話である。状況は刻々と変化してきている。他国の善意を信頼することは、もっとも危険である。若い人たちを中心にして、核武装を求める声は徐々に高まってくるだろう。広島や長崎の悲劇が形骸化したからではない。選択肢は限られており、いつの時点で日本人が決断するかなのである。
←応援のクリックをお願いいたします。
白虎隊探究 世紀を超える精神風土 会津教学と藤樹学への招待 | |
ラピュータ |