岸田首相のやることは、全てそんなものなのである。立民や共産などの特定野党が同調してくれると思った自民党と公明党は今日午後、一部修正したLGBT法案を国会に提出した。しかし、特定野党からけんもほろろに断られてしまったのである。
自民党が説得のために「修正によって決定的な意味合いは変わっていない」と述べたというのだから、あまりにも酷い。党内に向かっては「過激な箇所に手を入れた」と弁明していたくせに、相手によってコロコロ変わるのである。
特定野党も自分たちの修正前の法案を今日の段階で出しており、真っ向からぶつかることになる。自民党執行部の思惑は崩れてしまったのである。
さらに、国民民主や維新も同法に慎重な姿勢が明確になった。自民党内の保守派が猛反発していることがわかっており、そんないわく付の法律の片棒を担ぎたくはないからだ。
これで理解に苦しみ弁明をしているのは、保守論客の一部である。「吊るし」になるから、それで廃案になると言って回っているのだ。それよりも岸田自民党の方針を変えさせるのが筋ではないか。情勢論で言い訳をするのはあまりにもみっともない。
まだどうなるかは不透明だが、もしも廃案になったとすれば、それは名も無きネット民のおかげなのである。「冷静に批判」したからではなく、怒りをぶつけたからなのである。そして国民民主や維新の力が大きいのである。これによって国民の自民党への見方も違ってくるだろう。いうまでもなくそれは岸田自民党が自らまいた種なのである。