今日の朝日新聞の「天声人語」もいつもながらの暴論の類である。安倍政権を「言論への干渉」なる言い方で攻撃している。自分たちが第四の権力であり、それが人々を黙らせる暴力になることを気付いていないらしい。しかも、朝日新聞は「従軍慰安婦」なるありもしない捏造によって、日本を貶めた責任をまったく痛感していないようだ。10代の若者に選挙権を与えるにあたって、教師による偏向教育が行われないように規制するのは、至極当然のことである。日教組が民主党の支持母体であることから、それで自民党が嫌がっているような書き方をしているが、あまりにも幼稚な難癖でしかない。いうまでもなく、教育現場においては公正中立が求められるべきである。民主主義社会は多様な価値観から成り立っており、一方に偏すれば子どもたちに悪影響を与えかねないからである。高山岩男は『教育哲学』で「特殊・部分の立場を超出して普遍・全体の立場に立つのが理性の働きに他ならない」と述べるとともに、日教組に代表される偏向教師を厳しく批判した。「教育に政治的中立なしと主張する立場は、理性否認の立場なのであるから、結局教場の内や教壇の上でも、愛憎・好悪・依怙贔屓の感情的偏向は克服できずという立場に通ずる。このような教師はイデオロギー偏執狂か、精神的疾患を有する人物で、教師として不適格であると断定する他なく、他への転職を構ずるのが国民のためと考うべきであろう」。「天声人語」が偏向教師に対して「もっとおおらかに前向きに」と擁護するのは、自らもイデオロギー偏執狂だから、ついついかばいたくなるのだろう。
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