草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

自由を守るための個々人の最後の砦がネット言論だ!

2012年10月09日 | マスコミ評

 ネット言論の勢いに恐れをなしたマスコミが、反撃に出てきている。いずれもお粗末な議論を蒸し返しているだけで、問題にするにも値しない。大新聞の看板をバックにしていたり、さもなければ、売文業者として、それで飯の種にあり付いてきた連中が、危機感を抱いて「ネトウヨ」を連呼しているのだ。私も政治ブログのブログランキングに参加しているが、上位のブロガーはいずれも名前を明らかにしており、正々堂々としている。コソコソと隠れて、誹謗中傷しているわけではなく、自らの主張を公にしているのだから、立派なものである。さらに、ネット言論の多くは匿名であっても不思議とバランス感覚がとれている。ポストモダンとか言われて、ミッシェル・フーコーとかジャックデリダがもてはやされた時期があったが、その日本人の翻訳者のほとんどはサヨクかぶれで、戦後民主主義の衣鉢にすがろうとする醜態をさらしている。それと比べると、ネット言論の方がはるかに想像力にあふれている。公文俊平の『情報文明論』では「大企業や官庁の幹部に匹敵する」ような情報収集能力を持った人間の登場を予言している。そうした個人が集まったグループが形成され、そこからの情報の発信が大きなインパクトを与えるようになるのだ。それはこれまでのエリートとは違って、上から目線の押し付けではなく、熱狂的な空気に水を差すような言論活動によって、個々人の内面の自由の最後の砦となるのである。


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iPS細胞でのノーベル賞受賞を機に医療への集中的投資を!

2012年10月09日 | 科学技術

 今後の日本の歩むべ道を指し示してくれたのが、山中伸弥京都大学教授のノーベル賞受賞ではないか。とくに今回は医学分野で認められたわけで、それが具体的に走り出せば、日本に莫大な富をもたらすことになる。山中教授も「医学への貢献はこれから」語っているが、iPS細胞によって難病の解明や新薬の開発が期待されており、一日も早い実用化が待たれているのが現状なのである。それを全面的にバックアップするのが成長戦略であるにもかかわらず、民主党政権は、それよりもバラマキを重視したのだった。そこが自民党政権時代とは違ったのである。安倍晋三総裁は、新たなる成長戦略として、最先端産業への集中的投資を呼びかけている。日本のこれまで蓄積したノウハウがあれば、医学分野で先頭を走ることも難しくはない。もちろん、そこでの進歩は、人間の倫理を離れては考えられず、それを無視することはできない。死をどのように受容するのか、それは人間としての根源的な問題でもあるからだ。未知の分野に足を踏み入れるというのは、そうした課題をも背負い込むのである。しかし、まずは現実を直視し、難病で苦しんでいる人のためにも、救済の手を差し伸べなくてはならない。それはまた、世界に対して日本が貢献できる一番の近道ではないかと思う。今の日本では悲観論ばかりが横行している。ノーベル賞受賞を機会にもう一度日本人は自信を取り戻すべきだろう。


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