草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

お子様外交で中共からもそっぽを向かれた民主党政権を嗤う!

2012年10月14日 | 国際問題

 野田佳彦首相は中共からも相手にされなくなったようだ。思わせぶりなことを言って気を引いた分だけ、落胆も大きかったのだろう。「今の政権とはまともな外交交渉はしません」と突き放されてしまえば、民主党政権の立場もなくなって、まるで笑い話ではなかろうか。自民党の総裁選のときから現在まで、タカ派の安倍晋三を印象付けようと必死だった朝日新聞あたりは、それをどう論評するのだろう。記事の発信元が産経新聞だというので、それでいちゃもんをつけようとするのだろうが、どんな相手であっても「誠心誠意で接するべきである」と勝海舟も述べていたではないか。あまりにも民主党政権の外交がいい加減であったので、味方であるはずの中共にまでそっぽを向かれたのである。さらに、忘れてはならないのは、安倍総裁のように、言うべきことを毅然として主張する方が交渉しやすいということだ。尖閣諸島はあらゆる手段を講じても死守する。それを面と向かって言えば、そう簡単には手が出せないのである。石原慎太郎都知事の尖閣諸島の購入についても、こそこそと中共に接触し、国を売るようなことをした連中を、どうして中共が信用するだろう。それも信念を持って接触したわけでなく、あくまでも国民の人気取りでしかないのだから、てんで話にならない。膨張する中共に甘い言葉は禁物である。しかし、相手が東洋的な王道の精神をわきまえるならば、原理原則を踏まえて話し合いをすればいいのだ。民主党政権のお子様外交によって、結果的には隣国との緊張関係を高めただけなのである。


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今の政治家は揺るがぬ信仰心があった石原莞爾に学ぶべきだ!

2012年10月14日 | 思想家

 天を恐れないのが民主党政権や野田佳彦首相ではなかろうか。平気で嘘を吐いても許されると勘違いしているのが、不届き至極である。何をしても許されると思っているのは、信仰心を持ち合わせていないからだろう。藤村安芸子の『石原莞爾ー愛と最終戦争』を読んで改めて再認識したのは、石原莞爾にナイーブな信仰心があったことだ。石原ほど会津を愛した思想家は珍しく、明治42年から大正2年までの若松の連隊での思い出を「私の一生中で最も愉快な年月である」と書いている。その石原が大正9年頃には、会津に道場をつくり、法華経の伝道に着手しようとしていた。「然シ何ト申シマシテモ私ノ前半生ノ心血ヲソソイダ因縁深イ土地でデス。郷里ノ親シミ得ナイ理由アル私ハ、ドウシテモ此土地ヲ撰ブノデス。人ガ皆馬鹿ニシヨウが、私ハ出来ル丈ケノ力ヲ此ノ美シイ土地ニ捧ゲタイノデス」と会津への思いを述べるとともに、「一人デモ二人デモ実(ほんと)ニ求道熱心ナ青年ガ居タナラ、其人ト朝夕御本尊ヲ拝シナガラ美シイ生活ヲスルノデス」との夢を抱いていたのだ。『最終戦争論』を執筆した石原は、差し迫りつつある大東亜戦争に対処するために、何をなすべきかを世に問うた偉大な思想家であった。軍人として自説を翻すことなく、東条英機らに楯突いた反骨の持ち主でもあった。しかし、その根底には、法華経への揺るがぬ信心があったのである。今の政治家の多くは腹が据わっていないが、それは信仰心がないからではないか。戦後の教育が宗教の意義を教えてこなかったために、危機に対処する心構えができていないのではないか。


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