草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

守るべき価値で対極に位置した三島由紀夫と石原慎太郎!

2012年10月25日 | 思想家

 たった今、石原慎太郎都知事が辞職して、新党結成に踏み切った。国政に復帰するのだという。これによって一挙に政界再編を狙うのだろう。しかし、石原を支持してきた私でも、あまりにも唐突に思えてならない。ようやく自民党が政権を奪還する可能性が出てきた段階で、どうして勝負に出る必要があるのだろう。やらなくてはならないのは、政治の混乱に終止符を打つことではないか。安定した保守勢力を集めることではないか。文学者としてはドラスチックな展開は面白いかもしれないが、日本の政治に及ぼす影響は計り知れない。今回の石原の決定を聞いて、三島由紀夫が危惧していた通りだと思った。石原は三島との「守るべき価値ーわれわれは何を選択するか」(『月刊ペン』昭和44年11月号)をテーマにした対談のなかで、「何のために死ねるかといえば、それは結局自分のためです」と言い切った。これに対して三島は「文化の全体性を保証するような原理。そのためなら命を捨ててもよろしいということをぼくはいつも言っているんです」と反論した。三島は天皇陛下のために死ぬということの意味を説いたのだ。そして、三島は追い打ちをかけるかのように「自己放棄に達しない思想というのは卑しい思想だ」と一刀両断にした。石原は三島のように、天皇へのこだわりがなく、驚くなかれ共和制すら口にしてはばからなかった。石原の新党結成もいいだろう。しかし、聞いてみたいのは、新党結成の大義であり、日本の何を守ろうとするかである。

 
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今こそ国会の内外で民主党政権打倒の国民運動を!

2012年10月25日 | 政局

 本心では国会を開きたくない野田佳彦首相は、自民党と公明党が審議拒否をしてくれた方がいいに違いない。予算委員会の場で嘘吐きを連発されれば、いくら愚かな国民だって、野田首相に対する見方が変わってくるだろう。さらに、復興予算の使い方がデタラメであったことや、現職閣僚の不祥事が続出していることで、イメージダウンは避けられそうもない。今度は民主党と連立を組んでいる下地幹郎郵政民営化担当大臣の「パーティ券領収書改ざん」「ゆうちょ銀口利き」の疑惑が持ち上がっており、追及する材料には事欠かない。ここまでして政権を維持したいのは、日教組や自治労などのサヨクがいるからだろう。彼らは日本の土台を破壊すればいいのであり、それが少しでもできれば大成功なのである。安全保障についての情報を、外国に譲り渡すことも平気な連中だ。東京ほど外国の諜報機関が暗躍する場はないといわれるが、民主党政権になってからは、それが野放し状態だともいわれる。永住外国人に地方参政権を付与する法案、人権擁護法案などにこだわるのは、それなりの理由があるのだ。国政の場では自民党の保守派に頑張ってもらうとしても、それだけでは力不足だ。行動する保守派市民グループや、頑張れ日本全国委員会の日の丸デモのおかげで、サヨクが跳梁跋扈することへの歯止めになっているが、一人でも多くの日本国民がそこに参加することが大事ではないかと思う。


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