草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

橋下徹は出自を恥じることなく地を出すべきだ!

2012年10月21日 | 思想家

 週刊朝日が橋下徹大阪市長に謝罪したことで、それで本当に一件落着したのだろうか。「ハシシタ奴の本性」ということで、徹底的にこきおろされたのに対して、橋下市長が怒るのはわかる。しかし、橋下市長の親族に関しては、すでにそれ以外の雑誌などでも報道されている。ことさら騒ぎたてることではない。見出しの付け方や表現の仕方に問題があったのだろう。竹内好訳の『魯迅評論集』に「暴君の臣民」という文章がある。「暴君の治下の臣民は、大抵は暴君よりもさらに暴である」と書いてあった。暴政を憎むよりも、それが他人の頭上で暴れるのを望むのが「暴君の治下の臣民」であり、そして眺めて面白がるのである。そればかりか、他人の苦痛を見せ物とし、それを慰安とするのである。自分が運よく逃れられれば、それで満足してしまうのだ。橋下市長が差別される側に与みせずに、勝ち組のような顔しているのは、自らの出自に背を向けたいからだろう。その点では「暴君の治下の臣民」と一緒である。どん底を経験したのであれば、その出自を売りにすべきだろう。テレビがつくりあげた虚像ではなく、橋下市長は地を出せばいいのだ。国民の大半は負け組であり、そこを支持基盤にすればいい。期待されているのは、勝ち組のチャンピオンではなく、負け組の代弁者なのである。今回の場合も、エリート然とした朝日新聞相手にケンカしたから、拍手喝さいだったのである。それを肝に銘じるべきだろう。


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今度は城島財務大臣と暴力団フロント企業との疑惑が発覚!

2012年10月21日 | 政局

 暴力団と政治家というのは昔から腐れ縁があったといわれるが、それにしても民主党の政治家は質が悪い。田中慶秋法務大臣に続いて、今度は城島光力財務大臣が10月25日号の週刊文春で槍玉に挙がっている。しかも、田中法務大臣は30年前に暴力団幹部の結婚式で仲人をしたことがきっかけだったのに対して、城島財務大臣の場合は、約3年前の総選挙のときに、暴力団のフロント企業から応援してもらったという疑惑だである。それが事実であれば、これまた辞職に値する。反社会的な勢力と付き合えば、一般人であってもその交流者とみなされる。現職の大臣ともなれば糾弾されて当然だ。フロント企業の社長にも取材しており、城島財務大臣サイドとしては、「相手が暴力団関係者であることを知りながら、何らかの関係を持つことはありえない」と弁明するのが精一杯だ。衆参の予算委員会で追及されれば、立ち往生するのは目に見えている。今国会が正常化されて困るのは、民主党なのである。赤字国債の審議をしない自民党が悪い、と責任をなすりつけてはいるが、民主党の本音は国会を開きたくないのである。野田佳彦首相の「近いうち解散」との嘘は許されないとしても、民主党政権を追い詰めるために、自民党は攻め方を色々と考えるべきだろう。ここらで方向を転換し、国会の場で民主党と暴力団との癒着を暴露した方が得策でなかろうか。同じ号の週刊文春のコラムで飯島勲も述べているように「一本調子じゃなく、多面的な戦略」が求められているのだから。


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