民主党政権のお粗末さは目にあまる。自民党政権時代の大臣答弁よりも、格段に悪くなっている。野田佳彦首相を始めとする大臣の無能ぶりには、ほとほと呆れてしまう。「緊張感を持って」「きちんと」「しっかり」というような形容詞のオンパレードである。役人が書いたペーパーを読むだけで、まともに議論ができる大臣が一人もいないのだから、顔を洗って出直すべきだろう。さらに、劣勢になるのを見越して、参議院予算委員長に石井一を据えたのには嗤った。みんなの党の小野次郎あたりから、暴力団の取締りが国レベルでは生ぬるいのではないか、という質問が出たりすると、すぐに石井の顔を覗きこみたくなるのは、私だけではないだろう。そして、ここ3日間の衆参の予算委員会の質疑で分かったのは、野田内閣は増税をやりたがっているということだ。それが一番の最優先事項で、それ以外はどうでもいいようだ。福島県内の放射性物質の除染にしても、、年間5ミリシーベルトを超える地域だけに限定したのは、予算を回したくないからだろう。県民の健康などは、どうなってもかまわないのである。そんなわけだから、民主党議員の拍手もまばらであった。財務省の言いなりになっているだけの政権なのに、一体どこが政治主導なのだろう。ちゃんちゃらおかしくて聞いていられない。
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