民主党政権は一体何をやっているのだろう。台風15号が接近して、どんどん事態が進行しているのだから、危機管理の態勢を万全にすべきではなかろうか。場当たり的な対応に終始すれば、取り返しがつかないことになってしまう。今一番心配されるのは、福島第一原発を台風が直撃しないかどうかである。細野豪志原発担当相がわざわざ昨日、IAEAの総会で「冷温停止年内達成を目指す」と演説し、世界に向かって大見得を切ったと思ったらば、今日の午後になって、NHKが「高濃度の汚染水がたまっている原子炉建屋などの地下に、一日あたり最大で500トンの地下水が流れ込んでいる可能性がある」と報道した。民主党政権のやることは、全てそんなものなのである。自分たちの政権維持のためには、デタラメでも嘘でも言いたい放題なのである。地下水がどんどん流れ込んでいるところに、大雨が降ったならば、高濃度の汚染水があふれてくるのを防ぐのは難しい。そうした危機を回避することが、民主党政権にできるのだろうか。断片的な情報で全貌はつかめないが、由々しいことにならなければよいのだが。最悪の場合は、福島第一原発からの全面的な撤退も考慮されるべきだろう。現場で作業に従事する人たちのことを考えると、胸がしめつけられてならない。
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