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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

原発めぐる総選挙は浜通りや中通りの県民を避難させてからだ!

2011年06月26日 | 政局

 「脱原発」を争点にした総選挙を菅直人首相は行いたいようだが、それはあまりにも福島県民を愚弄している。さらに、原発を認めるかどうかで国民投票というのも、問題のすり替えだ。それ以前に、福島第一原発の事故をまずは処理すべきだろう。もはや終わったことにして、菅直人首相や民主党政権がやった「犯罪」を隠蔽することは、許されるわけがないからだ。浜通りのいわき市や、中通りの福島市、郡山市、二本松市には、まだ多くの福島県民が暮らしているのである。子供たちを含めて、本当に年間20ミリシーベルトで大丈夫なのだろうか。学童疎開を実施に移すべきなのに、どうして民主党政権は踏み切れないのだろう。それでいて、脱原発だとかよく言えたものだ。最近になって福島市でも脱原発の運動は盛り上がってきているが、それを仕切っているのは中核派である。民主党の地元選出の代議士は、電力労連に応援してもらっているせいもあって、動きが鈍い。現状でも浜岡原発以外は稼動させたいそうだから、民主党政権は支離滅裂なのである。会津も含めると、現在約220万人の福島県民が死の灰に怯えている。国は今できる最善の措置を講じるべきだ。それもしないで、総選挙や国民投票を話題にするのは、菅首相の延命に利用されるだけであり、断じて認められない。

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会津柳津温泉花ホテル滝のや 5首

2011年06月26日 | 短歌

 今さらに夢二偲べば柳津の川の面はたそがれにけり  

 一献を傾けし夜名も知らぬ避難民の口は重たし  

 坂下る川べりに立つ宿なりし浴衣のままでウグイに餌を  

 梅雨なりき樺美智子の6月は微笑むことなく涙しこぼる  

 かのときは茶屋なりしかなこの宿は耳を澄ませば三味や太鼓が

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菅の「最小不幸社会」におもねり「減災」を提言した復興構想会議

2011年06月26日 | 思想家

 民主党政権のやることは、役人と大差がない。作文を書くことばかりで時間を浪費しているからだ。しかも今回、鳴り物入りでスタートした復興構想会議がまとめた提言は、あまりにも菅首相におもねった内容であった。御用学者で防衛大学校長の五百旗頭真が議長なわけだから、最初から期待はしていなかったが、それにしてもお粗末だ。菅首相の「最小不幸社会」に引っ掛けて、災害対策の考え方として「減災を基本にすべきだ」と主張しているあたりは、呆れて物が言えない。せいぜい、津波被害を防ぐために、高台への移転や土地利用の緩和などを盛り込んで程度では、梅原猛を始めとするお歴々が顔を揃えた意味がないだろう。極めつけは、民主党政権をバックアップするかのように、復興財源をまかなうためとして、大増税を国民に求めていることだ。そんなことよりも、今回の東日本大震災によって、高齢者や子供たちが犠牲になっていることを重視し、災害弱者にこそ目を向けるべきだった。さらに、危機にあたっては、国に独裁的な権限を集中させる必要があり、それを根拠づけるための法的な整備も話題にすべきであった。どうせ作文でしかないのは分かっているが、もっと深く突っ込んで、国民に問いかるべきではなかったか。今の民主党政権は、やることなすこと全てがどこかずれている。

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