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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

朝日が批判すべきは政局にかまけている民主党ではないか!

2011年06月09日 | マスコミ評

 あれだけ自民党の不信任案に難癖をつけた朝日新聞に尋ねたいが、政局をめぐって一番今加熱しているのは、与党である民主党ではないか。だったらば、それを揶揄すればいいものを、それもせずに、政権のたらい回しを歓迎するのだろうか。1人位は骨のある記者がいてもよいのだが、それも望めないのならば、もはや廃刊するしかないのだろう。全共闘世代の落とし子である民主党と朝日新聞がなくなれば、本当の意味での日本の戦後が終わるのではなかろうか。今回の原発事故をめぐって国民が怒っているのは、原発事故の安全神話が崩れたということよりも、最悪の事態に国が責任をとらずに、逃げ回ってばかりいることだ。平和が何世代も続くというのは、甘い幻想に過ぎない。危機は待ったなしで訪れるのだ。しかし、そこで問われるのは、政治家が責任をとれるかどうかだ。佐藤栄佐久前福島県知事は、原子力保安院が経済産業省の下にあるにもかかわらず、海江田大臣が前面に出てこないことを批判している。原子力保安員の立場を曖昧にすることで、民主党政権が責任回避をしたいのが見え見えだからだ。政治家としての役割も果たさないのに、権力争いにだけ明け暮れる民主党。それでもなお朝日新聞は、何かと難癖をつけて野党の自民党をこき下ろすのだろうか。偏向報道にもほどがある。

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死の灰のために県都に隣接する伊達市の一部が避難に!

2011年06月09日 | 災害

 やっぱり昨日予想した通りになった。ことここにいたってようやく、民主党政権は、南相馬市と伊達市の一部住民を避難させることを検討しているのだという。福山哲郎官房副長官が今日になって明らかにしたもので、これを聞いた地元は、大きな衝撃が走った。あれだけ安全だといわれていただけに、よもやそんなことは考えていなかったからだ。しかも、伊達市というのは、県都福島市に隣接しており、中通りに属するのである。いくら飯舘村の真上にあたる地域が対象とはいえ、福島県民が浮き足立ってしまったのは、当然のことである。それにしても、民主党政権の対応の遅れは、あまりにも福島県民を馬鹿にしているし、上意下達のままに手をこまねいていた県や関係市町村も、もはや同罪であり、無為無策の責任は免れない。さらに、ここまで深刻化すると、本当に福島第一原発から北西部だけが危険地帯で、その南部が安全なのかという疑問が生じてならない。東京の下町あたりでも、会津よりも高い一時間あたり0・2マイクロシーベルトが検出されたところもある。いわき市にホットスポットがないかどうか、今からでも徹底して調査すべきだろう。もはや県や市町村の存立がどうのこうのではなく、命が守れるかどうかが問題なのだから。

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全共闘の卑怯は残忍非道に結びつくと見抜いていた保田與重郎

2011年06月09日 | 思想家

 日本人の思想的血脈を私に教えてくれたのが、日本浪漫派の保田與重郎であった。保田は大和桜井の生まれであり、古代がつまびらかにされていない会津とは違って、その言葉の端はしに、かけがえのない文化の香り感じられる。日本の古典を通して、大東亜戦争や戦後を論じてきたこともあり、日本人の美意識というものが切々と伝わってくる。美意識の観点から、保田がもっとも許せなかったのが、60年代後半の大学騒動における全共闘の暴力であった。「東京大学の大学生多数が、60歳近い医学部長1人をとりかこんでゐる写真が載ってゐた。その学生が室内なのに、ヘルメットを着用し、角棒をかまへ、その上覆面してゐる。この覆面には、私は愕然とした。これはものの道理の断末魔と思はれた。これらの若者は救ふことが出来ないかもしれない。それは彼らがこのやうに卑怯だからである。卑怯といふことは、どんな無軌道な暴力よりさらにわるい。暴力は革命につながることもあるが、卑怯のゆきつくところは残忍非道しかない」(『日本浪漫派の時代』)。保田はその時点で、すでに今を予想していたのである。全共闘の卑怯者たちが政治家になり、あろうことか権力の中枢を握ったことで、日本という国家が解体されようとしているわけだから。

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