草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

長期化が避けられなくなった福島第一原発の収束の見通し!

2011年04月17日 | 災害

 上っ面な情報だけで判断すると、とんでもない間違いをしてしまう。その良い例が、福島第一原発についての、今日の東電の発表である。事態の収束へ向けた道筋を明らかにした、とマスコミの多くは大本営発表をやらかしたが、そこに出席した勝俣恒久会長の「計画は100%できるというものではない。とにかく事態を収束させるためにやれることから行い、原子炉の冷却を達成したい」(asahi.com)といった発言からも、あくまでも努力目標なのである。「原子炉を安全な状態にするのに6ヶ月から9ヶ月かかる」というスケジュールにしても、長期化を覚悟してもらいたいということだろう。海江田万里経済産業相が語っているように、ある程度落ち着くまでは、福島第一原発周辺の住民は帰宅できないわけだから、かえって前途が真っ暗になったのではないか。その発表にいたった経過も、はなはだ問題である。民主党政権の責任回避が見え見えであるからだ。枝野幸男官房長官が、わざわざ事前に東電側から収束の見通しが示されるとリークし、東電に丸投げしたのであった。実現しなかったときに、追及されたくないからだろう。菅直人首相が「少し前進できた感じがするね」と他人事なのも、責任をとりたくないからだろう。そんなことだから、民主党政権は国民にソッポを向かれてしまうのである。

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飯舘村の移転先として喜多方市はどうだろうか?

2011年04月17日 | 災害

 福島第一原発の収束は6ヶ月から9ヶ月になりそうだというが、これもまたいい加減な物言いである。昨日、飯舘村や川俣町に福山副官房長官が出かけて、具体性がないことを喋った。それで村の人たちから顰蹙を買ってしまったので、またまた嘘を吐いたのだろう。民主党政権は、作業着からスーツ姿に戻った時点で、後は目くらましでごまかそうと思っていたのではないか。しかし、不思議な人たちだ。飯舘村や川俣町の住民に対して、計画的避難区域の説明に出かけたばかりなのに、今日はもういつ終わるかの話である。飯舘村の移転先をすぐにでも決めなければならないのに、それを後回しにして、楽観的なことを口にするのだからビックリだ。半年程度ですむのならば、飯舘村の村民も残ってもよさそうであるが、実際はそんなものではないのである。今後の推移にもよるが、飯舘村の移転先は、喜多方市がよいのではなかろうか。市町村合併をしたことで、旧熱塩加納村の役場庁舎がそっくり使えるし、熱塩小学校も子供が少なくて困っている。数千人程度であれば、十分に受け入れ可能のはずだ。さらに、旧山都町、旧高郷村の小学校校舎も利用できる。牧場としても、三の倉が活用できる。そうした観点からも、喜多方市は検討に値するのではないだろうか。  

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福島県民の命を守れない菅首相をどうして擁護するのか!

2011年04月17日 | 災害

 無能な菅直人政権をかばうような意見があるが、だったらば現在の無政府状態のままでいいというのだろうか。福島県民の命も財産も守ることができない指導者を、どうして退陣させてはいけないのだろう。武田邦彦中部大学教授がホームページで「原発から福島市までの帯状の地域、原発から茨城北隅までの帯状の地域は退避する方が良い」と指摘している。そうしたとんでもない事態になっているにもかかわらず、民主党政権は情報を隠蔽するだけで、有効な対策が講じられないまま、月日だけが過ぎている。福島第一原発の放射能漏れは間断なく続いているのである。いわき市や福島市などでは、危険にさらされやすい子供が放置されている。このため、福島県民の間からは「福島県は国から見捨てられてしまった」という声が上がっている。それでも菅首相を弁護しろというのだろうか。武田教授の見解が全面的に正しいかどうかは別にして、私たち福島県民に、一つの指針を与えてくれるのは確かだ。「勇気を持って事実を直視することが子供達のためになる」という主張も、今何がもっとも大事であるかを教えてくれている。それだけに、菅首相を始めとする民主党政権によって騙され続けてきたことで、福島県民は怒り心頭に発しているのである。

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