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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■反逆 / 板倉邦雄

2016年12月07日 | Weblog
2016/12/7放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「反逆」という題でお話ししましょう。民数記の16章です。

さてここにレビ族出身のコラが首謀者となって長子ルベン族のダタンとアビラムを仲間に引きずり込みました。彼らは結託し、固い絆で結ばれたのです。レビ族出身の指導者モーセに反逆を起こすためでした。更に会衆から選ばれて役職にある名前の知られている250人を謀反の仲間に加えたのです。人を信じて従えない人々は自分一人では何もできない弱虫なのですねえ。

 レビ族出身のコラを先頭にして彼らはモーセとアロンの所にやってきて、文句を並べ立てたのです。「二人は分を越えています。でしゃばるのもいい加減にして欲しい。お二人の説教はもうたくさんだ。私たち全部が神様に選ばれた者じゃないですか。神様は私たちみんなの神様だ。どうしてお二人だけが私たちの上に立って、とやかく言うのですか。」
 これを聞くとモーセは地にひれ伏しました。それから立ち上がったモーセはコラとその仲間たちにきっぱりと言いました。
 「明日、主なる神様がご自分につく者は誰か、聖なる働きをする者は誰かを示して、その人を御もとに近づけられるでしょう。すなわち神が選んだ人を御もとに近づけるのだ。そこで次のようにしなさい。コラとそのすべての仲間たちとは火皿を取り、その中に火を入れ、そこにお香を持って、明日、主なる神様の前に出なさい。その時、主なる神様が選ばれる人は誰であるかが分るでしょう。お前たちはレビ部族だが、お前たちこそでしゃばっている。」

 ところで、反逆とか謀反というものは人よりも自分を高くしたいという欲求によって起こって来るものです。人と自分を比べてばかりいる生活の中で生じて来るのではないでしょうか。人から評価を受けたいのです。聖書は私たちに、でしゃばりではなくモーセのように謙遜を勧めています。

 聖書のことばです。
 「何事も党派心や虚栄からするのでなく、へりくだった心をもって互に人を自分よりすぐれた者としなさい。」
     ピリピ人への手紙 2章3節 (口語訳聖書)

  (PBA制作「世の光」2016.12.7放送でのお話より )

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このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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■星に導かれて -1 / 大嶋重徳

2016年12月06日 | Weblog
2016/12/6放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
クリスマスが近づき、キリスト教会ではクリスマスまでの4週間はクリスマスを待ち望むアドベントという時期を過ごします。

 さて聖書には、イエス・キリストの誕生の際に東の方からやって来た博士たちの物語が記されています。この博士は何人だったでしょうか?とお聞きすると、すぐに三人と答えられます。しかし実は聖書のどこにも三人とは記されていません。聖書に記されている博士たちの贈り物が三つだったことから、博士たちも三人いたのだろうと考えられてきたのです。そしてこの三人はやがて老人、壮年、青年と三世代の博士と言われるようになり、白人、アフリカ系、黄色人種と三つの肌の色の博士とも言われるようになりました。これらの言い伝えはみなイエス・キリストが全世代の救い主、全世界の救い主という事を言いたかったのだろうと思います。

 この「博士」ということばはマゴスというギリシャ語で、マジックの元のことばで「魔術師」とか「占い師」を表します。おそらく星占いの専門家であっただろうと言われています。キリスト教の物語からするとそぐわない登場人物のような気もいたします。彼らは東方の国で星を見つけた時に、その星の輝きに捉えられ、調べ始めました。するとこの星は旧約聖書に記されている、世界に救いをもたらす王メシヤの誕生を表す星だと知ったのです。そして自分たちの民族を救うメシヤ・王が来られることを待ち望んでいるユダヤ民族があることを知ったのです。そしてこの星の輝きに導かれ、救い主を尋ね求める旅を始めました。

 このキリストを訪ねる旅は幾つもの失望や緊張感が溢れる局面を迎えるのですが、やがて博士たちはイエス・キリストに出会います。

 ここで分るのは、キリストを尋ね求める旅には困難がつきものだということです。しかし異教の国の星占いの博士たちであったとしても、イエス・キリストのことを真剣に尋ね求めていくならばイエス・キリストにきちんと出会うことができるということです。

 ぜひこのクリスマスに皆さんもイエス・キリストを求めていただきたいと思います。そうするとき、全世界の救い主、全世代の救い主、自分のための救い主に出会うことが必ずできるのです。

  ( PBA制作「世の光」2016.12.6放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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■待望 / 関根弘興

2016年12月05日 | Weblog
2016/12/5放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 12月に入りクリスマス・シーズンを迎えています。

 クリスマスそれはイエス・キリストが約2000年前に来てくださったことを祈念する喜びの時ですね。旧約聖書を読むと、イスラエルの長い歴史が記録されています。その旧約聖書の中に、人々にいのちを与え救いを与える救い主が来てくださることが書かれていますそして救い主はどこで生まれ、どのようなことをなさるのかなど、たくさんの預言が記されているんですね。ですから旧約聖書を知る人たちは、いつ救い主が来てくださるのだろうか、と長い間待ち望みながら生活をしていたのです。

 新約聖書のルカの福音書を読むと、救い主を待ち望んでいたアンナという人が紹介されています。この人の生涯は人から見たら決して幸多い人生とは言えませんでした。わずか7年間の結婚生活の後、夫が亡くなってしまいました。その後ずっと一人暮らしをしてきたのです。当時女性が一人で生きていくということは大変な苦労があったはずです。アンナという名前は「慈しみ」とか「恵み」という意味があります。しかし名前とは裏腹に、アンナの生涯は悲しみと痛みを味わう生涯ではなかったかと思います。しかしアンナにとってそうした痛みや悲しみは、アンナを柔和にし思い遣ることのできる者、励ましを与えることのできる人へと変えていったようでした。悲しみそのものが人生の転機となることもあるのですね。そしてアンナが84歳になった時でした。高齢で体は衰えていたでしょう。しかし自分は何もできないからもう夢も希望もないと言って人生を諦めてはいませんでした。アンナは、天地を創造された神様が救い主キリストを必ず送ってくださるという約束を期待し、将来に希望をもって生活をしていたのです。人生を過去ばかり振り返りながら生きていく生き方もあります。しかしアンナは救い主が来てくださるという希望を見つめて今を生きていったのです。そしてついに幼子救い主イエス・キリストに出会ったんですね。彼女は大きな喜びに包まれていきました。

 いかがでしょう。このクリスマスの時、あなたもアンナが味わった同じ喜びを味わうことができるのです。なぜなら救い主イエス・キリストがあなたのために来てくださったからなんですね。

(PBA制作「世の光」2016.12.5放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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■本当の友であるキリスト / 羽鳥頼和

2016年12月03日 | Weblog
2016/12/3放送


 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
今日は旧約聖書のヨブ記33章からお話しします。

 ヨブ記の主人公であるヨブは大きな苦難に遭いました。そんなヨブの所に、友人たちがやってきました。友人たちはヨブを慰め励ますためにやってきたのです。ところが友人たちとの語らいは議論になってしまいました。友人たちはヨブに、自分の罪を認めろと強く言いました。しかしヨブは最後まで、自分は潔白だと主張します。そして解決のないままとうとうヨブと3人の友人の長い議論は終わってしまいました。

 そこに新しい人物が登場します。その人の名はエリフと言います。彼はそれまでの議論を聞いていて、ヨブが神よりも自分を正しいとしてることに腹を立てていました。ヨブに対してエリフが怒って言いました。
 「ヨブよ、どうか私の言い分を聞いて欲しい。私はあなたの話す声を聞いた。あなたはこう言っている。『私はきよく背きの罪を犯さなかった。私は純血で横しまなことが無い。それなのに神は私を責める口実を見つけ、私を敵のようにみなされる。神は私の足に枷をはめ、私の歩みをことごとく見張る。』 ヨブよ、あなたは神よりも自分を正しいとしている。神が悪いと言っている。それは間違っている。」

 エリフは正しいことを言っています。しかし彼のことばによってヨブは救われませんでした。

 旧約聖書の伝道者の章7章16節はこう言います。
 「あなたは正しすぎてはならない。知恵がありすぎてはならない。
 正しさだけでは人は救われないのでしょう。

 旧約聖書の箴言17章17節はこう言っています。
 「友はどんなときにも愛するものだ。兄弟は苦しみを分け合うために生まれる。

 エリフたちヨブの友人は正しさがあったかもしれませんが、愛が足りなかったのではないでしょうか。

 キリストは私たちの友そして兄弟となってくださったのです。キリストは私たちを愛して苦しみを担ってくださいました。キリストは十字架によって私たちを救ってくださったのです。

 明日は日曜日です。私たちの救い主イエス・キリストを礼拝するために、ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。

  (PBA制作「世の光」 2016.12.3放送でのお話より )
 
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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
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■人と神の前を真実に歩む / 岩井基雄 

2016年12月02日 | Weblog
2016/12/2放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。
 今日は旧約聖書の詩篇101篇の後半から、「人と神の前を真実に歩む」と題して、神様の愛と真実に生かされる幸いな人生を共に考えてみましょう。

 先月はこの詩篇101篇の前半から、「きよさを求める人生の祝福」と題して、神様にあるきよさを求める人生を考えました。神様は不誠実な私たちにも真実であり、恵み豊かな神様に心から感謝する祝福がある、そのことを学びましたね。

 今日は、様々な人間関係の中でどう歩んでいけば良いのか、ということを考えましょう。詩篇101篇5節から6節をお読みします。
 「陰で自分の隣人をそしる者を、私は滅ぼします。高ぶる目と誇る心の者に、私は耐えられません。私の目は、国の中の真実な人たちに注がれます。彼らが私とともに住むために。」 
   旧約聖書 詩篇101篇5節、6節

 私たちは様々な人間関係で悩みますね。悩みの殆どが人との関わりのことであると言っても過言ではないでしょう。この詩篇を歌ったイスラエルの王ダビデは国を治める中にあって人々の真実なそして誠実な姿を重要視しました。どんな状況でも神の前を歩むように真実な人に心を留めたからです。

 彼は歌います。
 「陰で自分の隣人をそしる者を、私は滅ぼします。」と。
 また、
 「高ぶる目と誇る心の者に、私は耐えられません。
 と正直に告白するのです。

 いつの時代でも陰口や裏表のある態度、高慢や傲慢は他の人を深く傷つけ、最終的にはその人自身をも蝕んで行くのです。

 この詩篇はまた、ダビデの心が神ご自身の心を表わしていると言ってもよいでしょう。 「私の目は、国の中の真実な人たちに注がれます。彼らが私とともに住むために。
 とあるように、神様の目も国の中の真実な人たちに注がれ、その真実な人を神の国に招き、神ご自身が彼らと共に住んでくださるからです。他の人がどうであろうと、状況がどうであろうと、神の前も、人の前をも真実に、誠実に歩む人の祝福を聖書は繰り返し語っているのです。

 あなたも自分の内側にある不誠実さを認め、神様の愛の中で赦され、そして造り変えられ、真実と誠実を求める歩みを歩み続けませんか? 神はあなたを愛し、あなたと共に歩んでくださるのです。

  (PBA制作「世の光」2016.12.2放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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■七日間断食した / 福井 誠

2016年12月01日 | Weblog
2016/12/1放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「七日間断食した」です。それでは第一サムエル記31章12節、13節から読んでみましょう。
 「 勇士たちはみな、立ち上がり、夜通し歩いて行って、サウルの死体と、その息子たちの死体とをベテ・シャンの城壁から取りはずし、これをヤベシュに運んで、そこで焼いた。それから、その骨を取って、ヤベシュにある柳の木の下に葬り、七日間、断食した。
 
 第一サムエル記最後の章にはイスラエルの初代のサウルの死が記録されています。サウルの生涯はイスラエルを神の御心に沿って強くしようとするよりは、ダビデを妬み、亡き者にしようとすることに力を注いだ感じがありますね。しかしそんなサウルの横暴もようやく終わりに近づいてきて、悪者サウルが裁かれてダビデが立てられる時が来たのですね。神がなさる事に遅すぎることはありません。人はぎりぎりにまで、いやぎりぎりを越えて、もう何の望みが無いというところまで追い詰められることがあるものです。何もかもが自分の中から失なわれていく。もはや朽ち果てていく他はないと思われる絶望の中からですら神のわざは始まるのです。

 さてサウルは、ダビデが手をくだすまでもなく自ら滅んでいきました。サウルの首ははねられ、遺体は晒し物になり、ベテ・シャンの城壁に吊るされました。何とも痛ましい最後です。けれども、聖書というのは温情に満ちた書き方をしていますね。ヤベシュ・ギルアデの人々が命の危険を犯し、サウルと彼の息子たちの釘づけにされた遺体を取り外し、ヤベシュへ持ち帰り、火葬したとあります。彼らはかつてアモン人ナハシュに攻撃された際にサウルに助け出された恩義を忘れていなかったのです。彼らはサウルの骨をヤベシュにある柳の木の下に葬りました。これはイスラエルの習慣であって、神聖な場所に丁寧に葬ったことを意味しています。神は、サウルのように不機嫌に満ち、憎悪と嫉妬と暴力とを露わにする王であれ、その死を粗末にはされませんでした。サウルに恩義を感じた者たちの心を奮い立たせ、サウルの死が弔われるようにさせてくださったのです。

 神は真実で恵みに満ちています。人生の最後の最後まで心を配られる神の愛を覚えて歩みたいのです。

(PBA制作「世の光」2016.12.1放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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