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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■感謝のことばを持って / 関根弘興

2016年12月26日 | Weblog
2016/12/26放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 2016年も残すところあとわずかとなりました。あなたはこの一年の中に、神様がどれほど大きな愛を注いでくださったかを御存知ですか? 神様は悪い者であっても良い者であっても太陽を昇らせ雨を降らせてくださる方だと書いてありますから(マタイ 5章45節参照)。こうして私たちが生かされていること自体、神様の大きな恵みの中にあるということなんですねえ。

 でもそんなことはすっかり忘れてしまい、出て来ることばは「当たり前」。すべてが当たり前のように思ってしまうことがあるかもしれません。でも何でも当たり前というふうにしか考えられない人生からは決して生まれないものがあります。それは感謝です。

 感謝を表すことばは何ですか? 「ありがとう」ですね。日本語で「ありがとう」を漢字で書くと、有ることが難しいと書きます。つまり本来なら無くて当たり前なのにそこにあるからこそ、ありがとうなんです。

 聖書の書き出しは、「初めに、神が天と地を創造した。」(創世記 1章1節)と記されています。そうして次にこう書かれています。「地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。」(創世記 1章2節 口語訳聖書) こう書いてあるんですねえ。 この世界の最初というものは空しく闇だったというんです。混沌だった。しかし神の霊がそこを覆っていたというのです。神様は愛なる方です。ですから、神の愛が闇を虚しさを覆っていったと言っても過言ではありません。この世界がこうして生まれたということは神様の愛に覆われたからこそ生み出されたのですねえ。そしてそれは私たち一人ひとりも同じです。あなたはこの世界にありなさい、存在しなさい、と神様の愛があなたを覆い、あなたにいのちを与えてくださったのです。私たちがこうして存在していること自体それは奇跡です。だから一年を閉じる時、確かにいろんなことがあったかもしれません。でも「ありがとう」のことばをもって閉じていきたいと思うんですねえ。あなたの関わりのある一人ひとりに「ありがとう」。そして天地を創造された神様に向かって心を込めて「ありがとう」と語るのです。神様が一人ひとりに望んでいること、それはすべてが当たり前さと考える人生ではなくて、感謝の人生です。辛い現実であったかもしれません。避けたい困難も苦しみもあったことでしょう。でも勇気をもって、「神様、感謝します。」と告白し、この一年を閉じていきませんか?

(PBA制作「世の光」2016.12.26放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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