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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■星に導かれて -1 / 大嶋重徳

2016年12月06日 | Weblog
2016/12/6放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
クリスマスが近づき、キリスト教会ではクリスマスまでの4週間はクリスマスを待ち望むアドベントという時期を過ごします。

 さて聖書には、イエス・キリストの誕生の際に東の方からやって来た博士たちの物語が記されています。この博士は何人だったでしょうか?とお聞きすると、すぐに三人と答えられます。しかし実は聖書のどこにも三人とは記されていません。聖書に記されている博士たちの贈り物が三つだったことから、博士たちも三人いたのだろうと考えられてきたのです。そしてこの三人はやがて老人、壮年、青年と三世代の博士と言われるようになり、白人、アフリカ系、黄色人種と三つの肌の色の博士とも言われるようになりました。これらの言い伝えはみなイエス・キリストが全世代の救い主、全世界の救い主という事を言いたかったのだろうと思います。

 この「博士」ということばはマゴスというギリシャ語で、マジックの元のことばで「魔術師」とか「占い師」を表します。おそらく星占いの専門家であっただろうと言われています。キリスト教の物語からするとそぐわない登場人物のような気もいたします。彼らは東方の国で星を見つけた時に、その星の輝きに捉えられ、調べ始めました。するとこの星は旧約聖書に記されている、世界に救いをもたらす王メシヤの誕生を表す星だと知ったのです。そして自分たちの民族を救うメシヤ・王が来られることを待ち望んでいるユダヤ民族があることを知ったのです。そしてこの星の輝きに導かれ、救い主を尋ね求める旅を始めました。

 このキリストを訪ねる旅は幾つもの失望や緊張感が溢れる局面を迎えるのですが、やがて博士たちはイエス・キリストに出会います。

 ここで分るのは、キリストを尋ね求める旅には困難がつきものだということです。しかし異教の国の星占いの博士たちであったとしても、イエス・キリストのことを真剣に尋ね求めていくならばイエス・キリストにきちんと出会うことができるということです。

 ぜひこのクリスマスに皆さんもイエス・キリストを求めていただきたいと思います。そうするとき、全世界の救い主、全世代の救い主、自分のための救い主に出会うことが必ずできるのです。

  ( PBA制作「世の光」2016.12.6放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



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