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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■待望 / 関根弘興

2016年12月05日 | Weblog
2016/12/5放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 12月に入りクリスマス・シーズンを迎えています。

 クリスマスそれはイエス・キリストが約2000年前に来てくださったことを祈念する喜びの時ですね。旧約聖書を読むと、イスラエルの長い歴史が記録されています。その旧約聖書の中に、人々にいのちを与え救いを与える救い主が来てくださることが書かれていますそして救い主はどこで生まれ、どのようなことをなさるのかなど、たくさんの預言が記されているんですね。ですから旧約聖書を知る人たちは、いつ救い主が来てくださるのだろうか、と長い間待ち望みながら生活をしていたのです。

 新約聖書のルカの福音書を読むと、救い主を待ち望んでいたアンナという人が紹介されています。この人の生涯は人から見たら決して幸多い人生とは言えませんでした。わずか7年間の結婚生活の後、夫が亡くなってしまいました。その後ずっと一人暮らしをしてきたのです。当時女性が一人で生きていくということは大変な苦労があったはずです。アンナという名前は「慈しみ」とか「恵み」という意味があります。しかし名前とは裏腹に、アンナの生涯は悲しみと痛みを味わう生涯ではなかったかと思います。しかしアンナにとってそうした痛みや悲しみは、アンナを柔和にし思い遣ることのできる者、励ましを与えることのできる人へと変えていったようでした。悲しみそのものが人生の転機となることもあるのですね。そしてアンナが84歳になった時でした。高齢で体は衰えていたでしょう。しかし自分は何もできないからもう夢も希望もないと言って人生を諦めてはいませんでした。アンナは、天地を創造された神様が救い主キリストを必ず送ってくださるという約束を期待し、将来に希望をもって生活をしていたのです。人生を過去ばかり振り返りながら生きていく生き方もあります。しかしアンナは救い主が来てくださるという希望を見つめて今を生きていったのです。そしてついに幼子救い主イエス・キリストに出会ったんですね。彼女は大きな喜びに包まれていきました。

 いかがでしょう。このクリスマスの時、あなたもアンナが味わった同じ喜びを味わうことができるのです。なぜなら救い主イエス・キリストがあなたのために来てくださったからなんですね。

(PBA制作「世の光」2016.12.5放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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