goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■平安あれ / 関根弘興

2022年04月25日 | Weblog

2021.10.18放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。
イエス様は、十字架につけられたあと3日目に復活されました。その日の夕方、イエス様は弟子たちの前にご自分の姿を現されたのです。

 弟子たちは、ユダヤ当局者たちを恐れ、戸を締め切っていました。それは自分たちの身も危険にさらされていると思っていたからです。弟子たちは失意と恐れの中にいました。また弟子たちはイエス様が逮捕される前は「何があってもあなたについていきます」と勇ましいことを語っていましたよね。でも、イエス様が逮捕されると、散り散りに逃げ去ってしまいました。ですから弟子たちは「俺たちはイエス様を裏切り、見捨ててしまった」という罪悪感も持っていたことでしょう。

 そんな彼らのところにイエス様は来られ、開口一番こう言われました。「平安があなたがたにあるように。」と。イエス様は弟子たちに「お前たち、よくもわたしを裏切って、逃げて行ったな。あれだけ世話をしたのに恩を仇で返す者たちめ!」とは言われませんでした。弟子たちを非難し叱責するのではなく、「平安があなたがたにあるように」と語りかけてくださったのです。

 弟子たちはこのことばにどれほど安堵したことでしょう。この「平安」ということばはヘブル語では「シャローム」ということばです。シャロームは今でもイスラエル人のあいさつのことばとして使われています。「こんにちは」も「さようなら」もシャロームです。ではイエス様は弟子たちに「こんばんは」という、ただのあいさつのつもりでシャロームと言われたのでしょうか。

 決してそうではありませんでした。イエス様は恐れと失意の中にいた弟子たちに向かって「平安があなたがたにあるように」と言われたのです。それは「安心しなさい。もう、恐れることはない。失意の中にとどまることもない。自分を責めることもない。」 このように弟子たちに大きな励ましと慰めを与えることばとして届けられたのです。

 イエス様は「わたしがあなたがたに与える平安は世が与えるものとは違う」と以前、弟子たちに語っておられたとおりでした。

 そして、知ってください。今日あなたの人生にも「平安があるように」とイエス様は語りかけてくださっているのです。この平安は世が与えるものとは違う決して奪われることのない永遠の平安であることをぜひ知っていただきたいと思います。

      (PBA制作「世の光」2021.10.18放送でのお話しより)
 ***

さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする