2021/9/24放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。
今年(2021年)はアメリカのメジャーリーグで野球の大谷翔平選手が歴史的な大活躍を続けてきました。その大谷選手のそばにいつも一人の日本人がいるのをご存じでしょうか。通訳の水原一平さんです。彼は練習中も試合中もいつでもどこでも大谷選手のすぐ近くにいます。グラウンドの外でも、車での送迎、スケジュール調整、食事や買い出しも一緒に行ったりしています。二人は日本にいた頃から同じチームにいましたが、メジャーに挑戦する大谷選手のために、一平さんは彼の専属通訳となって、一緒に海を渡ったのでした。なんと心強いことでしょうか。だからこそ大谷選手も安心してプレーに集中することができるのでしょう。
実は、私たちにも常に一緒にいてくれる方がいます。それは神ご自身です。新約聖書のマタイの福音書は、その始めと終わりが「主がともにおられる」という約束のことばになっています。
1章23節
「その名はインマヌエルと呼ばれる。それは、訳すと『神が私たちとともにおられる』という意味である。」
これはイエスが誕生した場面で語られます。
また、大宣教命令と言われる28章の終わりは
「見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」
というイエスのことばで締めくくられます。
更に言えば、旧約聖書でも「主があなたとともにいる」という約束が繰り返し語られ、人々はそのことばを握って生きてきました。
けれども忘れてはならないことがあります。何事もなくその約束が語られているわけではないのです。私たち人間の側は揺れ動き、神に背き、罪を犯し、自分勝手に生きていることが沢山あるのです。実際に福音書は、イエスが捕らわれて十字架にかけられるとき、弟子たちがイエスを見捨て、裏切ったことを伝えます。それにも関わらず、復活されたイエスが弟子たちに告げられたのが、「私はあなたがたとともにいる」という約束でした。だからこそ、私たちはこの約束を握ります。このことばの慰めと力を知ります。そして今日も明日もこのお方と一緒に歩み出せるのです。
( PBA制作「世の光」2021.9.24放送でのお話しより )
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