2021.8.28放送
世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
日本では祖先は特別な存在です。ご先祖様は多くの人にとって神様です。古代の中近東でも、死んだ人が神になると信じる祖先崇拝があったようですが、聖書では祖先がどんなに立派な人であったとしても、その人が神になるということは書かれていません。聖書では、祖先は尊敬し、誇りとする存在であり、自分たちにとって重要な存在でした。祖先の信仰と生き方は生きていく上での模範でした。日本語の聖書では、祖先のことを父の祖先と書いて父祖と言います。今日と明日の2回にわたって、聖書の中で父祖として最も有名なアブラハムについてお話ししたいと思います。
昨日は、神が義と認めてくださることについてお話ししました。今日はその実例としてのアブラハムについてお話しします。
アブラハムは信じるすべての人の模範として語られています。アブラハムには80歳過ぎても子どもがいませんでした。自分のしもべの子どもを家の跡取りにしようと考えていました。
そんなアブラハムに、ある夜のこと、神は彼を外に連れ出して満天の星が輝く夜空を見させて言いました。「あなたの子孫は天の星のようになる。」 その神のことばを聴いたアブラハムは神を信じました。それでそれが彼の義と認められました。
続いて聖書はアブラハムのように神を信じて義と認められた者に与えられる恵みを教えています。
「幸いなことよ、不法を赦され、罪をおおわれた人たち。
幸いなことよ、主が罪をお認めにならない人。」(ローマ4章7-8節、参照 詩篇32篇1-2節)
神を信じる人を神は義と認めてくださり、その人の罪を赦してくださいます。
神が義と認めてくださることによって、与えられる素晴らしい恵みの第一のものは、この罪の赦しです。神は信じた人のすべての罪を赦してくださるのです。明日以降も神が義と認めてくださることの素晴らしさを、さらにお話ししたいと思います。
(PBA制作「世の光」2021.8.28放送でのお話より)
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