2021/10/4放送
世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。今日は、詩篇119篇の4回目として、悩みのときの真の慰めに心をとめてみましょう。
人生には様々な悩みがあり、私たちはその中で慰めを求めますね。ひと時の表面的な慰めでも嬉しいのですが、悩みに寄り添う真実な慰めは私たちの心の深みに豊かな潤いを与えます。しかも、心の痛みが深ければ深いほど真の慰めのことばは深く響き、生きる力を与えるのです。
この詩篇の作者は高ぶる者からの嘲りを受けていたようです。その深い悩みの中で彼は神に心を向け、神のことばを待ち望み、こう歌います。
「私は 愛するあなたの仰せを求めて両手を上げ あなたのおきてに思いを潜めます。」
「これこそ悩みのときの私の慰め。まことに あなたのみことばは私を生かします。」
旧約聖書 詩篇119篇48節、50節
聖書が語る神様に信頼し神の愛を受けていた作者は、人の嘲りを受け続ける中で神からの真の慰めを求めます。この作者は自分の悩みを人ではなく神に語り、人からよりも神からの慰めを求め、神のことばに飢え渇いていたのです。彼は悩みのときの真の慰めは神の仰せ、神のおきて、すなわち神のみことばだと告白し、神のことばこそ自分自身を生かすものだと告白しているのです。
白血病を患ったある女性水泳選手が自分のブログの中で、「神は耐えられない試練を人に与えない」とのことばに励まされ慰められたことを記していました。そのことばが新約聖書のあることばだとは知らなかったかもしれませんが、彼女はその神のことばから慰めと力を受け、諦めることなく努力を重ね、素晴らしい復活を遂げているのです。
神のことばは痛みを通る人々に真の慰めと励ましを与え、生きる力と命を豊かに与えるのです。
先の詩篇の作者は続く54節でこう祈ります。
「あなたのおきては 私の旅の家で 私の歌となりました。」
人生の旅を歩む中で神のことば、神の掟が私の歌となる、この作者は心から神に信頼し、力と慰めを得て歩む人生の祝福を歌っています。
あなたも真の慰めと力を神のことばから受けて、力ある人生を歩んで行きませんか?
(PBA制作「世の光」 2021.10.4放送でのお話より )
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