2021/10/5放送
世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。火曜日と水曜日は旧約聖書のモーセの生涯から学びましょう。
だいぶ前になりますが前回は、前に海、後ろに敵のエジプト軍が迫る中、神は神の民イスラエルを守り、海を分けて民を渡らせ、海を戻してエジプト軍を滅ぼした勝利から学びました。神の民は神の圧倒的な勝利を目の当たりにしたのです。民はどれほど喜んだことでしょうか。エジプトでの奴隷状態から解放されただけではなく、目の前で神の勝利を体験したのです。
しかし問題が解決した後が重要です。苦しみの中では神に祈り求めても問題が無くなると感謝を忘れ、新たな問題が起こると不平や不満が心を占めることが少なくありませんね。実際、神の民はこのあと荒野を通り神の約束の地へと向かう中で感謝を忘れ、つぶやきと不平不満の歩みをしてしまいます。
しかしその前に神の民のリーダー・モーセは民を導くべく感謝をもって主の恵みと主の勝利を歌い、祈りと賛美を捧げます。それは、神の民を神への感謝と賛美へと導く民へのチャレンジであり招きでした。
モーセは神に向かいこう歌いました。
「主よ、神々のうちに、だれかあなたのような方がいるでしょうか。だれがあなたのように、聖であって輝き、たたえられつつ恐れられ、奇しいわざを行う方がいるでしょうか。あなたが右の手を伸ばされると、地は彼らを呑み込んだ。」
旧約聖書 出エジプト記15章11節~12節
モーセは神の素晴らしさをほめたたえ、その恵みを忘れずに心に刻み、感謝を捧げるよう民を導きました。すべてのことに主権を持ち、聖く、真にほめたたえられるべき神様の恵みを私たちもあらゆる時に心に刻み、感謝と賛美を神様に捧げたいと願います。
旧約聖書の詩篇103篇の2節には、「わがたましいよ 主をほめたたえよ。主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」とあります。私たちも歴史の中に働く神様の愛と恵みを覚え、あらゆる時に神様への賛美をささげたいと願います。
感謝を忘れやすい私たちですが、弱い神の民をも諦めずに導き続けた神様のあわれみと恵みを覚え、私たちも勝利と愛の神様と共に問題のただ中を歩ませていただきたいと思います。
(PBA制作「世の光」 2021.10.5放送でのお話より )
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