♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■愛の宣教師 トーマス・ウィン / 岩井基雄

2022年04月16日 | Weblog

2021/10/9放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。この土曜日は、歴史の中を歩んだクリスチャンの生涯から学んでみましょう。だいぶ前ですが、前回は北陸最初の伝道者・長尾巻について学びました。今日は長尾巻やその父・長尾八之門にキリストの愛を伝え洗礼を授けたトーマス・ウィントーマス・ウィン宣教師について学びましょう。

 トーマスは1851年アメリカのジョージア州で牧師の第三子として生まれました。母方の祖母や伯父の影響を受け、幼い頃から宣教師となる夢を抱きます。その使命に基づき、大学以外に宣教師の準備のための学校も二校卒業します。そして同じ使命を持つイライザと結婚し、26歳の時に日本の横浜に来たのです。そして日本の初代の宣教師ジェームズ・バラを助けます。

 28歳の時、医療活動や聖書翻訳で活躍していたヘボン宣教師の推薦で、石川県での英語教師になるために金沢へ向かいました。他の宣教師や伝道師も一緒のチームは素晴らしく、生徒だけではなく親や教師、町の人々にも神の愛を伝えました。そして金沢で初めてのキリスト教の礼拝を行い、30歳の時には今の日本基督教団金沢教会へとつながる教会を建てるのです。

 次の年、愛真学園(※愛真学校)・今の(※後の)北陸英和学校(※今の北陸学院の前身の一つ)、2年後の1884年には(※メリー・ヘッセルを招いて)北陸学院の前身である金沢女学校を開き、キリストの愛による教育また女子教育を行いました。幼い頃から神からの使命に生きたウィン宣教師たちの愛と教育を通して、人々が次々にキリスト信仰を持ち、愛の人へと変えられていきました。その中に長尾八之門や息子の長尾巻たちがいたのです。彼らの子孫も愛の人として歩んでいます。またトーマス・ウィンのひ孫のトム・ウィンさんも日本での愛の宣教のために長く働き、数年前に天に戻られました。

 使命に生かされ、犠牲を払い、愛を注いだ宣教師たち、また彼らを送り出した多くのクリスチャンたちの愛と祈りによって愛のバトンは受け継がれ、あなたにも差し出されているのです。

 キリストのことば
 「わたしはあなたがたに新しい戒めを与えます。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」
   新約聖書 ヨハネの福音書13章34節。

   (PBA制作「世の光」 2021.10.9放送でのお話より ) 

 ※ 参照 https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000203336
            https://www.hokurikugakuin.ac.jp/top/introduction/winn/
            https://christianpress.jp/september-9-hokuriku-gakuin-anniversary/


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 http://yonohikari.biblica.info  
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東海福音放送協力会へのお問い合せは、 
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ 

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