2021/10/6放送
世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。昨日に引き続き今日も旧約聖書のモーセの生涯から学んでみましょう。
昨日は、圧倒的な神の勝利を経験した神の民をリーダーであるモーセが導き、神への感謝と賛美を共に捧げた箇所から学びました。それは、このあと不平不満に陥る民へのチャレンジであり招きでしたねえ。
彼らの不平不満の背後には水の問題がありました。神の勝利を経験した民でしたが、荒野を三日歩む中、彼らは渇き、疲れてしまい、その怒りをモーセにぶつけます。マラという場所に到着し、水も発見したのですが苦くて飲めませんでした。本来は水があるだけでも感謝でしょう。エジプトでの奴隷状態の苦しみを思うと、その苦さなど苦にならないはずでした。
しかし彼らは、「我々は何を飲んだら良いのか」とモーセに対して怒りを表したのです。それは神に対する怒りでもありました。自分の願い通りの答えがないと不平不満を募らせる姿は私たちにもありますねえ。
しかしモーセは問題解決の対処の仕方を心得ていました。それは、神に信頼した祈り、思いをありのままに叫び、うめきを届ける祈りでした。問題を通してモーセは神に近づき、神に信頼し、神からの答えを待ち望んだのです。神の勝利を経験した民も本来は共に神に叫び、祈り、信頼できるはずだったのです。
神はモーセにその苦い水の解決を示します。それは神が示す一本の木を苦い水に投げ入れると甘くなるという不思議な奇跡でした。
しかしそれ以上に重要なことを神はモーセを通して民に伝えました。聖書をお読みします。
「もし、あなたの神、主の御声にあなたが確かに聞き従い、主の目にかなうことを行い、また、その命令に耳を傾け、その掟をことごとく守るなら、わたしがエジプトで下したような病気は何一つあなたの上に下さない。わたしは主、あなたを癒やす者だからである。」
旧約聖書 出エジプト記15章26節。
どのような問題が私たちを襲おうとも、私たちはその中で神に信頼して祈り、委ね、そして神に従い、神の祝福を受け取る恵みの道を歩み進むことができるのです。主こそ真の主権者であり、癒し主だからです。
(PBA制作「世の光」 2021.10.6放送でのお話より )
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