♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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「世の光」を文字で 

■権力を振るうな /関根弘興

2019年08月02日 | Weblog
2019/6/28放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 福音書を読んでいくと、イエス様の弟子たちがいつも議論していたことが何か、が分かってきます。それは誰がこの中で一番偉いのかという議論なんですねえ。

 ある時、イエス様の弟子のヤコブとヨハネが母親同伴でイエス様の元に来てこう言いました。「イエス様、お願いがあります。あなたが王として栄光の座に就いた時、あなたの右と左に私たちを座らせてください。」

 まあずうずうしいお願いですね。するとそれを聞いていた他の弟子たちが腹を立ててしまった、と書かれているんです。イエス様は何と忍耐深いお方でしょう。そんな弟子たちを責めることをせず、偉くなりたいと思っている弟子たちにこう教えられました。

 マルコの福音書10章42節から(43節)。
 「あなたがたも知っているとおり、異邦人の支配者と認められている者たちは、人々に対して横柄にふるまい、偉い人たちは人々の上に権力をふるっています。しかし、あなたがたの間では、そうであってはなりません。あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、皆に仕える者になりなさい。

 こうイエス様はお語りになりました。この「権力を振るう」ということばは「権力で従わせる、横柄に振る舞い暴政を敷く」という意味を持っています。つまり、人々を無理強いし、服従させるために権力を乱用することです。こうした姿はイエス様の御国の中ではあってはならない、とイエス様は教えられたのです。

 時々、偉くなるということが何でも上から目線で人々を支配することができることだと勘違いしている人もいます。イエス様は偉くなりたいと思うなら横柄な振る舞いや無理強いさせることはしないように、そうした姿はイエス様の御国の中であってはならないのだと言われたんですね。ですから私たちはこのことをいつも点検していかなければなりません。

 例えば、指導者が特別な権威を持ち、その権威をかさにして無理やりに従わせたり、意見を言うことさえも許さず服従させようとするなら、それはイエス様の教えられた姿ではありません。また第一ペテロ5章3節には、「ゆだねられている人々に対して、権威を振り回してもいけません。むしろ、群れの模範になりなさい。 」と新共同訳聖書に記されています。その模範こそ仕えるという生き方にあるんですね。偉くなりたいなら仕える者となれ。これがイエス様の教えです。

     (PBA制作「世の光」2019.6.28放送でのお話しより)

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