♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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「世の光」を文字で 

■十戒 自由への励まし-112 偽証してはならない / 大嶋重徳

2019年08月08日 | Weblog
2019/7/4放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒を始めとした聖書のことばは人間を縛りつけるものではなく自由へと導くためのことばなのです。十戒の第九戒は「隣人に対し、偽証してはならない。」(申命記 5章20節 新改訳第三版、参照出エジプト記20章16節)です。

 第九戒が光をあてているのは、裁判や公の場での偽証の禁止だけではなく、個人的な陰口や中傷、噂を流すことも禁止しています。なぜなら日々嘘をついていると大切な証言の際にも裁判で嘘をつく体質に慣れてしまうのだ、ということです。いざ証言をするという時には、日常をどのように生きているかが現れます。十戒第九戒は、社会的な倫理性を形成するためには個人的な倫理的生活が整えられていることが大切であることを示します。個人の倫理性が社会的倫理判断を作り上げていくこととなるからです。

 宗教改革者ルターは、誰でも隣人の良い噂より悪い噂を聞きたがるのは悪い病気である、と言いました。またカルヴァンは、隣の家の蔵が崩れる音ぐらい気持ちのいい音はない、とも言いました。いつの時代も他人のあらを探すことに心を傾けることは変わらないのでしょう。人の抱えているものを暴露するという毒のある楽しみがあるのです。

 悪口陰口ということは、それだけを見れば嘘はついていない、ということになるかもしれません。また、そこには確かに悪く言われるだけの事実があったかもしれません。しかし本人の居る所では言わず、本人の居ない陰で言うのは本人の弁明を認めない証言となります。更に、悪い陰口が言われている人間関係の場所に身を置くと、自分の居ない時にはここで自分についてどんなことを言われているんだろうか、という疑心暗鬼がその人間関係にもたらされます。本人に面と向かって言わずに陰で言われることばの持つ残酷さは言われている側の心に深い傷と血を流させることとなります。悪口陰口は正直な交わりの形成がなされることを阻む力となります。

 私たちは愛と真実を口にしたいと思います。信頼を形成することばを口にしたいと思うのです。イエス様がそのようにされたように、イエス様のことばは人を建てあげることばでした。聞く者に慰めをもたらしました。生きる力をもたらされたのです。私たちが朝にこのラジオで聖書のことばを聞く理由は何でしょうか? それはイエス様のようなことばを語れるようになるためにです。
    ( PBA制作「世の光」2019.7.4放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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