goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■砕かれ、へりくだった心で / 岩井基雄

2018年07月16日 | Weblog
2018/6/11放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
 第二週の月曜日は旧約聖書に登場するヨセフの人生について学んでいます。兄たちが自分の弟ベニヤミンと一緒にエジプトに戻ってきた姿を見たヨセフはごちそうで彼らを歓待しました。宴会の後、ヨセフは自分の使っている大切な銀の杯をベニヤミンの袋に入れるよう指示します。ヨセフには兄たちへの不信感がまだあったのでしょうか。幾度も兄たちの心を確かめるのです。しかし神様もまたわたしの心の奥にある思いに光を当て続けれくださることがありますね。それは私たちの心の変化を一番喜ばれるのも神様だからだとも言えるでしょうね。

 兄たちが去った後、ヨセフは彼らを追わせ、銀の杯を盗んだ者がいると追及します。兄たちは身の潔白を証明しようと銀の杯を持っていた者の死と全員が奴隷になることを言明しました。その矢先、杯はベニヤミンの袋から見つかります。兄たちは全員で引き返し、ヨセフの前に出ます。彼らは弟ベニヤミンを見捨てなかったのです。彼らは何をヨセフに語ったでしょうか。聖書はこう語っています。
 ユダが答えた。「あなた様に何を申し上げられるでしょう。何の申し開きができるでしょう。何と言って弁解することができるでしょう。神がしもべどもの咎を暴かれたのです。今このとおり、私たちも、そして、その手に杯が見つかった者も、あなた様の奴隷となります。」 旧約聖書 創世記44章16節

 神とヨセフの前にへりくだり悔い改めたのはヨセフの兄ユダでした。ユダは兄弟の代表として自分たちの罪を認めたのです。実はヨセフをエジプトに売ることを提案したのもユダでした。彼は自分の罪と向き合い続けていたのでしょうか。しかし主はこのユダの子孫の中にダビデ王を生まれさせ、そして救い主キリストもこのユダ族から誕生するのです。神は人の心の深みに光を当て、その人の心の奥底を取り扱われます。そして自分の罪を素直に認める砕かれた心を神様は喜んでくださるのです。

 聖書のことば
 「 神へのいけにえは砕かれた霊。打たれ砕かれた心。神よあなたはそれを蔑まれません。
         旧約聖書 詩篇51篇17節 (新改訳2017)
 
   PBA制作「世の光」2018.6.11放送でのお話しより)

******

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

******

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする