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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■十戒 -自由への励まし 49 / 大嶋重徳

2018年03月29日 | Weblog
2018/2/22放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒の第五戒には「あなたの父と母を敬え」とあります。しかし父と母をはじめとした誰かと共に生きることは本当に難しいことです。なぜなら人間は神様との関係を失い、愛し合う人間関係も罪のゆえに失ってしまったからです。

 しかし神様はそんな人を諦めることをなさいませんでした。神様は罪を犯したアダム家族のいのちを守られ、またアブラハムを選び、アブラハム家族からイスラエル民族が生まれていくようにされました。十戒が与えられたのもモーセをリーダーとするイスラエル民族でした。イエス様もまた12人の弟子を選ばれました。イエス様は十字架に書かられる前に、「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。わたしの愛の中にとどまりなさい。」(ヨハネ 15章9節 新改訳3版)と弟子たちに語られたのです。そして十字架の上からイエス様は母マリヤに、弟子たちを見ながら「そこに、あなたの息子がいます。」(ヨハネ 19章26節 新改訳3版)と語られ、弟子たちには「そこに、あなたの母がいます。」(ヨハネ 19章27節 新改訳3版)と、十字架によって回復する神の家族の宣言がなされたのです。

 また聖霊なる神様が降られたペンテコステは教会の誕生日と呼ばれます。信仰を持った私たちは、父なる神様を父として、子なるキリストを一番上のお兄ちゃんとして、聖霊なる神様のわざによって神の家族に入れられたのです。つまり三位一体の神様は今もこの地上に神を信じる我々の形成を続けておられるのです。

 私たちはクリスチャンとされた今、自分の置かれた場所で神様を信じる我々の形成へと向かっています。神様は壊れてしまった「誰かと愛しあって生きる人間関係」を今も諦めておられません。あなたがどれだけ罪に陥り神様との関係を裏切ったとしても、あなたが誰かを傷つけてその人間関係を壊していたとしても、神様はあなたが一人きりで生きることを望んではおられません。もしかするとこのラジオを聴きながら誰かのことを赦せずに一人きりで生きることの方が楽だと思っている方もおられるでしょう。しかし神様はそんなあなたを一人にはしないのです。そして教会はそんなあなたを必要としています。あなたの抱える痛みと傷に満ちてしまった人間関係を神様との交わりを回復することによって、もう一度愛しあう関係に生きるようにと神様はあなたを待っておられ、そして教会はあなたが教会に訪れることを待っているのです。ぜひ教会の中にある神様の「われわれ」という交わりの中に入ってきていただきたいと思います。

   ( PBA制作「世の光」2018.2.22放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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