♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主を待ち望む者 / 関根弘興

2017年01月23日 | Weblog
2017/1/23放送

世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。まず聖書のことばをお届けいたしましょう。今日は旧約聖書 哀歌3章25節
 「主はいつくしみ深い。主を待ち望む者、主を求めるたましいに。

 私たちは時には希望を失い失望の中を通ることがあります。今日紹介した旧約聖書の哀歌も大変な困難の中で書かれたものです。しかしこの作者は大きな困難の中にあっても主を待ち望みつつ生きていったようでした。

 この「待つ」というのは一見消極的に見えるかもしれませんね。実は私たちはなかなか待つことができないんです。結論を急ぎすぎて闇雲に焦ってしまうなんていう事もよくありますね。しかしそうした焦りが何も良いものを生み出さないことも経験しているのではないでしょうか。

 「待ち望む」というのは決して諦めることではありません。現状を仕方なく受け入れることでもありません。神様が最善を成し遂げてくださることを信頼し、期待して待つんです。そしてその「待つ」という経験の中で、神様がどれほど慈しみ深いお方で私たちを愛してくださっているかということを知ることができるんです。ただし、待つことは忍耐が必要ですよね。忍耐を学ぶことは私たちの一生のテーマであると思います。

 新約聖書のローマ人への手紙5章3節から(4節に)こんなことばがあります。
 「患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出す
 と書かれています。
 神様は私たちを成長させるために時々待たせることがあるんです。でも忍耐は私たちに豊かな人生の実を実らせるものになるんだっていうことも知っておいてください。

 旧約聖書イザヤ章30章15節には、
 「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。
 と書かれています。
 私たちにとっての大きな問題は、余りにも待てない、立ち帰って静かにすることができない、ということがあるかもしれません。だからこそ落ち着いて神様に信頼する毎日を送っていきたいですねえ。

 詩篇のことばを最後にお読みします。
 「待ち望め。主を。雄々しくあれ。心を強くせよ。待ち望め。主を。
                     (詩篇 27篇14節)

 (PBA制作「世の光」2017.1.23放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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