2017/1/2放送
世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
今日も聖書のことばをお届けいたしましょう。今日は旧約聖書の哀歌3章22節(、23節)のことばです。
「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。」(哀歌 3章22、23節)
今日紹介したことば、聖書の哀歌という中にあることばなんですが、この書物はですねえ「哀しみの歌」と書きます。ヘブル語の聖書ではエイカーという書名になっているんです。エイカーというのは、「どうしてなの?、何ゆえ?、ああ!」ということばなんですね。そうしたことばが書名になっているんです。この哀歌が書かれた背景には、自分の国が滅ぼされるという悲劇的な状況がありました。将来の希望も夢も失われ、出て来ることばは、「何ゆえ?、どうして?、ああ!」ということばだけのような状況です。
しかしこの哀歌の作者は、何と大胆に人生最大の嘆きと哀しみの中で、「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。」(哀歌 3章22、23節)と告白しているんですね。
「ちょっと待ってください。」と言いたくなりませんか? なぜなら恵みも憐れみもすべてが取り去られてしまったかのような状況がそこにあるからです。しかし哀歌の作者は、それでも主の恵みは朝ごとに新しいのだ、と告白しているんです。
この「恵み」ということばには、「変わらない愛、変わらぬ愛」という意味があります。つまり神様の愛は変わることがなく、神様は決して私たちを見捨てることはない、というふうに作者は語っているんですね。
そして「憐れみ」ということばには、「頼りがいのある支え」という意味もあります。確かに悲しみや困難はあります。でも神様は決して私たちを見捨てることなく、どんな中にも頼りがいのある支えとなってくださるんだと告白しているんですねえ。順調に行くことだけが恵みなのではありません。失敗によって、時には困難や挫折を経験したり、または突然の悲しみに見舞われるということもあります。でもどうぞこのことばをあなたの心に刻んでいただきたいんです。
「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。」(哀歌 3章22、23節)
(PBA制作「世の光」2017.1.2放送でのお話しより)
***
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
今日も聖書のことばをお届けいたしましょう。今日は旧約聖書の哀歌3章22節(、23節)のことばです。
「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。」(哀歌 3章22、23節)
今日紹介したことば、聖書の哀歌という中にあることばなんですが、この書物はですねえ「哀しみの歌」と書きます。ヘブル語の聖書ではエイカーという書名になっているんです。エイカーというのは、「どうしてなの?、何ゆえ?、ああ!」ということばなんですね。そうしたことばが書名になっているんです。この哀歌が書かれた背景には、自分の国が滅ぼされるという悲劇的な状況がありました。将来の希望も夢も失われ、出て来ることばは、「何ゆえ?、どうして?、ああ!」ということばだけのような状況です。
しかしこの哀歌の作者は、何と大胆に人生最大の嘆きと哀しみの中で、「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。」(哀歌 3章22、23節)と告白しているんですね。
「ちょっと待ってください。」と言いたくなりませんか? なぜなら恵みも憐れみもすべてが取り去られてしまったかのような状況がそこにあるからです。しかし哀歌の作者は、それでも主の恵みは朝ごとに新しいのだ、と告白しているんです。
この「恵み」ということばには、「変わらない愛、変わらぬ愛」という意味があります。つまり神様の愛は変わることがなく、神様は決して私たちを見捨てることはない、というふうに作者は語っているんですね。
そして「憐れみ」ということばには、「頼りがいのある支え」という意味もあります。確かに悲しみや困難はあります。でも神様は決して私たちを見捨てることなく、どんな中にも頼りがいのある支えとなってくださるんだと告白しているんですねえ。順調に行くことだけが恵みなのではありません。失敗によって、時には困難や挫折を経験したり、または突然の悲しみに見舞われるということもあります。でもどうぞこのことばをあなたの心に刻んでいただきたいんです。
「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。」(哀歌 3章22、23節)
(PBA制作「世の光」2017.1.2放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。