2017/1/12放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「空の空、すべては空」です。それでは伝道者の書1章2節、3節から読んでみましょう。
「空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。
日の下で、どんなに労苦しても、それが人に何の益になろう。」
今日から旧約聖書の伝道者の書に入りますねえ。皆さんも毎日聖書読んでおられるでしょうか。ぜひ毎日聖書を読み続けてみてください。三度の食事が健康な体を造るように、毎日聖書を読むことは私たちの心を健全にし、また強いものにしますねえ。
さて今日は、伝道者の書。昔はイスラエルの王様ソロモンが作った物と言われていました。しかし、今ではその可能性は否定できないけれど著者は不明とされています。そしてこの書は開口一番に「空の空。すべては空。」と、人生の虚しさを語っていますね。何だかネガティブなものの見方だなあ、そんなに悲観的に人生を見なくても良いのに、暗いなあ、人生はもっと楽しいものだと思われる人もいることでしょうねえ。著者は言います。「日の下で、どんなに労苦しても、それが人に何の益になろう。」(1章3節) 「益」と訳されたことばはヘブルでイィツローン、会計上決算を出した時の剰余金を意味しますねえ。つまり著者は、この世での労苦には投資に見合った見返りが無い、と言っているのです。
確かに考えてみてください。人は自ら身を削ってさんざん苦労し築き上げてきたものを何も手に持ち帰る事はできないのです。寿命の時が来たらこれまでの苦労の結果である財産を一切合切この地上に残さなければなりません。そしてそんな苦労も知らない者に後を継いでいかなければならないのです。これは実に虚しさの極地ですね。
こう言われてみると、この著者もただ暗いのではなくて、なかなか人生の真理を突いているなあと思えてきませんか? そういう意味では、人は何も考えずに世の中に先導されるまま流されるままに感覚的に生きていることが多いのかもしれませんねえ。
そこで改めて自分の人生を考えてみたいものです。本当に大切にすべきことは何なのか、よくよく自分の頭で考え抜いてみたいですね。そのためにも、ぜひこの著者が語る人生論に耳を傾けるだけではなく、聖書全体を学ぶためにお近くの教会にも尋ねていただきたいと思っています。
(PBA制作「世の光」2017.1.12放送でのお話より )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「空の空、すべては空」です。それでは伝道者の書1章2節、3節から読んでみましょう。
「空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。
日の下で、どんなに労苦しても、それが人に何の益になろう。」
今日から旧約聖書の伝道者の書に入りますねえ。皆さんも毎日聖書読んでおられるでしょうか。ぜひ毎日聖書を読み続けてみてください。三度の食事が健康な体を造るように、毎日聖書を読むことは私たちの心を健全にし、また強いものにしますねえ。
さて今日は、伝道者の書。昔はイスラエルの王様ソロモンが作った物と言われていました。しかし、今ではその可能性は否定できないけれど著者は不明とされています。そしてこの書は開口一番に「空の空。すべては空。」と、人生の虚しさを語っていますね。何だかネガティブなものの見方だなあ、そんなに悲観的に人生を見なくても良いのに、暗いなあ、人生はもっと楽しいものだと思われる人もいることでしょうねえ。著者は言います。「日の下で、どんなに労苦しても、それが人に何の益になろう。」(1章3節) 「益」と訳されたことばはヘブルでイィツローン、会計上決算を出した時の剰余金を意味しますねえ。つまり著者は、この世での労苦には投資に見合った見返りが無い、と言っているのです。
確かに考えてみてください。人は自ら身を削ってさんざん苦労し築き上げてきたものを何も手に持ち帰る事はできないのです。寿命の時が来たらこれまでの苦労の結果である財産を一切合切この地上に残さなければなりません。そしてそんな苦労も知らない者に後を継いでいかなければならないのです。これは実に虚しさの極地ですね。
こう言われてみると、この著者もただ暗いのではなくて、なかなか人生の真理を突いているなあと思えてきませんか? そういう意味では、人は何も考えずに世の中に先導されるまま流されるままに感覚的に生きていることが多いのかもしれませんねえ。
そこで改めて自分の人生を考えてみたいものです。本当に大切にすべきことは何なのか、よくよく自分の頭で考え抜いてみたいですね。そのためにも、ぜひこの著者が語る人生論に耳を傾けるだけではなく、聖書全体を学ぶためにお近くの教会にも尋ねていただきたいと思っています。
(PBA制作「世の光」2017.1.12放送でのお話より )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。