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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■星に導かれて -5 / 大嶋重徳

2017年01月03日 | Weblog


2017/1/3放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
昨年から続きのクリスマスの物語をお話しします。

 聖書にはイエス・キリストの誕生の際に東の方からやってきて博士たちの物語が記されています。しかし彼らを持っていたのは救い主を殺そうとするヘロデ王ま眼差しでした。東方の博士たちはこの国の状況を見て、がっかりしたでしょう。そして今、自分たちもこんな国に来たせいでギラギラとした殺意に満ちた目でヘロデから「調べてきてね、フフ。後で拝みに行くから。」なんてことを言われても、絶対嘘やん、とそう思わざるを得ないものすごい圧力を受けたのです。今までの自分の旅は何だったんだろう、自分たちはこんな誰も待っていないメシアを探すためにあの遠い東の国から出てきたのだろうか。そしてヘロデの強力な圧力を受けて失望した彼らが出かけようとした瞬間でした。空を見上げると、「見よ、東方で見た星が彼らを先導し、ついに幼子のおられる所まで進んで行き、その上にとどまった。」(マタイ 2章9節)とあります。

 ここに「見よ」ということばがあります。このことばは指を指して叫んだことばです。「ここを見よ。」 どんな状況の中にあっても「ここを見つめろ」という強いことばなのです。

 この「見よ」ということばはマタイ1章23節にもあります。
 「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)

 「ここを見よ。」 神が共におられる救い主が誕生する、と宣言された時のことばです。

 「ここを見よ。」 彼らが空を見上げた時、あの東の国で彼らの心を捕えたあの星が目の前に輝いていたのです。空には地上とは違う原理で動いている星の輝きが彼らの目に飛び込んできました。ヘロデはどう思うかでなく、周囲にいる誰がどう思うかなどとは関係がなく星は輝いていました。この星はヘロデの殺意があろうが、人の卑屈さとも関係なく、変わることなく博士たちをキリストの元に導こうとしていたのです。キリストの元へと導こうとする意志が博士たちの前で輝いていました。

 「ここを見よ。」 この星の輝きが私たちの新しい一年にも輝いているのです。ですから私たちは周りを見るのではなく、ただ主の光の輝きだけを見つめていきたいと思います。そこにはあなたを決して失望させずあなたの人生を導く神様の温かい御手が差し伸べられているのですから。

  ( PBA制作「世の光」2017.1.3放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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