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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■神の民の組織作り / 羽鳥頼和

2017年01月14日 | Weblog
2017/1/14放送


 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今日は旧約聖書の申命記の1章からお話しします。

 申命記はモーセを通してイスラエルの人々に語られた神からのメッセージが記されています。まずイスラエルの歴史を振り返っています。1章はホレブの山すなわちシナイ山の麓での出来事が語られています。その時、イスラエルの民は多くなり、もめ事が多くなっていました。モーセはそれを自分一人で負うことはできないので、部族ごとに知恵があり、悟りあり、経験のある人を選んで、頭に任命し、人々がまずその頭に相談するようにさせました。人が共同で行動する時に必ずもめ事、問題が起こります。それに対する正しい対応ができるように組織作りが行われました。

 モーセは頭として立つ人々にこのようにアドバイスしています。
 「さばきをする時、人を偏って見てはならない。身分の低い人にも高い人にも皆同じように聞かなければならない。人を恐れてはならない。さばきは神のものである。あなたがたにとって難しすぎることは私の所に持ってきなさい。私がそれを聞こう。」

 相談事を受けたら、偏見を持たずにきちんとその人たちの話を聞きなさい、というのです。そして人を恐れてはいけない、というのです。これは人によって判断を変えてはいけない、正しい判断をしなさい、ということです。大切なことは、さばきは神のものであるということです。人を見て、あるいは自分勝手な思惑で判断をしてはいけないのです。正しい判断を神に代わって行うのです。ですから、難しい事は神の御心を知ることのできるモーセの所に持ってきなさい、というのです。モーセは頭・リーダーを立てて組織作りをしました。それは一般の組織作りとは違っていました。そこで一番大切だったのは、主権者である神の存在でした。主権者である神のもとにすべての人がいて、神の意思がすべての人に及ぶために組織が作られたのです。

 今のキリスト教会も同じです。神のもとに集められた人々が共に神の意思を知り、神の意思が実現することを期待しているのです。

 明日は日曜日です。お近くのキリスト教会にいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2017.1.14放送でのお話より )
 
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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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