♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■わたしの羊を牧しなさい / 関根弘興

2014年09月08日 | Weblog
2014/9/8放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしですか? 関根弘興です。

 イエス・キリストは十字架につけられ、三日目に復活なさいました。復活されたイエス様は弟子たちに現れ、ペテロにこう言われました。「あなたはわたしを愛しますか?」 そしてイエス様はこのペテロに、「わたしの羊を牧しなさい。」と言われ、新しい使命をお与えになったんです。イエス様はご自分を三度も否んだペテロを見捨てることはしませんでした。その傷を癒し、新しい使命に生きることができようにしてくださったんですね。

 イエス様がペテロに与えられた使命は「わたしの羊を牧しなさい。」というものでした。どういう意味でしょう。「わたしの羊」というのはイエス・キリストを信じ従う人々のことですね。ではペテロだけがすべての人を牧する使命を与えられたということなんでしょうか。

 ヨハネの福音書の10章でイエス様は、イエス様ご自身が羊たちを守り導く羊飼いである、と言っておられます。ですからペテロも他の人々も同じイエス様によって養われる羊の一人です。それではイエス様はペテロに「わたしの羊を牧しなさい。」と言われたのはどういうことなんでしょうか。それは「わたしを信じる人々を助ける働きをしなさい。わたしを信じる人々の群れのリーダーとして働きなさいね。」とペテロに使命を与えた訳です。それはペテロだけではなく、他の弟子たちにも同じ使命を与えられたんですねえ。ですから彼らは全世界に出て行った訳です。

 ぜひ知ってください。私たちはみんなイエス様と言う羊飼いに導かれる羊です。そして一人ひとりにそれぞれの使命や役割というものが与えられているということです。

  パウロはたくさんの手紙を色々な教会に書き送りましたが、その中で彼は、「ある人は使徒、預言者、伝道者、牧師、教師、それぞれに使命が与えられてるんだ」( エペソ 4章11節参照)と書いたんですねえ。そして「一人ひとりはイエス・キリストの身体の一員なのだ」(参照 ローマ 12章4-5節、18節、27節、エペソ 5章30節)と書いたんです。つまり私たちは何ができるできないにかかわらず、一人ひとりがキリストの身体の大切な大切な器官であり、役割は違うかもしれませんが、イエス様の身体の一部として栄養を受け、また栄養を運ぶ者として生かされてるんだということなんですね。


 イエス様はペテロに新しい使命を与えられました。そして私たち一人ひとりにもイエス様は大切な使命を与えてくださいます。それは聖書の約束を受け取り分かち合って生きると言う使命です。イエス様の恵みを今日も深く味わいながら過ごしていきましょう。

 (PBA制作「世の光」2014.9.8放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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