♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■聖書の証し / 関根弘興

2014年09月22日 | Weblog
2014/9/22放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 イエス・キリストは十字架につけられ、三日めに復活なさいました。復活されたイエス様は弟子たちに現れ、ペテロにこう言われました。「あなたはわたしを愛しますか?」(ヨハネ 21章15、16、17 節)と。そしてイエス様は「わたしの羊を牧しなさい。」(ヨハネ 21章15、16、17 節)とペテロに言われたのです。そしてイエス様はペテロに、「あなたは殉教の死を遂げるだろう。」と予告なさいました。ペテロはイエス様の弟子の一人であったヨハネを見て、「イエス様、イエス様、この人はどうなのですか?」と尋ねたのです。するとイエス様は「わたしの来るまで彼が生きながらえるのをわたしが望むとしても、それがあなたに何のかかわりがありますか。あなたは、わたしに従いなさい。」(ヨハネ 21章22節) こういう風に言われたのです。

 実はイエス様が語られたことばが時間が経つと、いつの間にか誤解され、ヨハネは死なない、というとんでもない噂となって広がっていったようでした。でもそうした噂は早く正さなければいけませんよね。もしその噂が正されないうちにヨハネが死んでしまったら、「なあんだ、イエス様がヨハネは死なないと言ったのは嘘だったのか。じゃあ他のイエス様のことばも信じられないぞ。」ということになりかねませんからね。ですからヨハネは、ここでイエス様の言われたことばをきちんと記し、ヨハネは死なないというわさが間違ったことであるということを説明した訳です(ヨハネ 21章23節参照)。

 伝言ゲームというのがありますが、口で伝えることは間違って伝えられることがとても多いですね。噂はいつの間にかゆがめられて広がり、あたかもそれが真実であるかのように独り歩きしていことがあるからです。ですから正確に伝えるためにはきちんとした文書として書き記す必要があるんです。私たちが手にしている聖書、そこにはイエス様のことばやみわざを実際に見聞きした証言者たちが文書として残していった訳ですねえ。ですからとても信頼することができるんです。

 そしてヨハネの福音書の21章24節にはこう書かれています。
 「これらのことについてあかしした者、またこれらのことを書いた者は、その弟子である。そして、私たちは、彼のあかしが真実であることを、知っている。
 この福音書に記されてることはイエス様と共に生活しイエス様の復活の目撃者である弟子が書いたのだから記されていることは真実なんですよ、と太鼓判が押されている訳ですね。ですから私たちは今聖書を通してイエス様の大きな愛と恵みを味わい、イエス様を信頼し歩んで行くことができるのです。

 (PBA制作「世の光」2014.9.22放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする