♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ヨセフと兄弟一族 / 板倉邦雄

2014年09月10日 | Weblog
2014/9/10放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。今日は「ヨセフと兄弟一族」という題でお話ししましょう。創世記の連続ラジオメッセージも今日が最後になりました。特に後半のヨセフの生涯はラジオを聴いています皆さんに主人公のヨセフあるいは父ヤコブそして兄弟たちになってもらえたらと願い、話しました。そしてそのような様々な人間模様の中に生きて働いておられる神様を浮き彫りにしたかったのです。

 さて創世記の最後はヨセフと兄弟一族を描いて終わります。こうしてヨセフと兄弟一族はそのままずっとエジプトに住み付きました。聖書の記述ですと、400年あるいは430年と言われています。そしてヨセフは死んだ時は110歳でした。長生きしたので次男 エフライムの子どもたちばかりか長男マナセの子どもたちの顔も見ることができました。若き頃からの波瀾万丈の生涯に比べますと晩年のヨセフは穏やかな日々のようです。

 ある人が(言った)、人生には悲しみのバケツ一杯と喜びのバケツ一杯とをすべての人に神様はお与えになっている、という意味のことばを聞いたことがあります。本当なんですねえ。

 そして臨終においてヨセフは兄弟たちに遺言しました。「もうじき私は死にます。けれどもイスラエル人はこのままでは終わりません。必ずふるさとカナンへ帰れます。神様がアブラハム、イサク、ヤコブの子孫に与えると約束した土地に連れ帰ってくださるのです。」 この後、兄弟たちに約束の地カナンへ帰る暁には自分の遺体を必ず運び帰るように誓わせました。こうしてヨセフは110歳で死にました。

 さてヨセフの生涯はどうでしたか? また創世記に登場した人々はどうでしたか? 特にアブラハム、イサク、ヤコブという人物たちです。ヨセフを含めて個性的で弱さを持った人たちでしたえ。だからこそ彼らには創造と摂理の神様、そして救済して贖ってくださる神様への信仰が必要だったのです。

 聖書のことばです。
信仰によって、ヨセフはその臨終に、イスラエルの子らの出て行くことを思い、自分の骨のことについてさしずした。」   ヘブル人への手紙 11章22節 (口語訳聖書)

 (PBA制作「世の光」2014.9.10放送でのお話より )

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