♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■わたしに従いなさい / 関根弘興

2014年09月15日 | Weblog
2014/9/15放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 イエス・キリストは十字架につけられ三日目に復活なさいました。復活されたイエス様は弟子たちに現れ、ペテロにこう言われました。「あなたはわたしを愛しますか。」(ヨハネ 21章15節、16節、17節) そしてイエス様は「わたしの羊を牧しなさい。」(ヨハネ 21章15節、16節、17節)と新しい使命をお与えになりました。

そしてイエス様はペテロにとても不思議なことを言われたんです。
年をとると、あなたは自分の手を伸ばし、ほかの人があなたに帯をさせて、あなたの行きたくない所に連れて行きます。」(ヨハネ 21章18節)

 このように言われたんですねえ。とても不思議なことばですね。

 この「自分の手を伸ばし」という表現は、腕を伸ばして十字架に貼り付けにされることを表すのによく使われた表現だそうです。つまりイエス様はここで、「ペテロよ、あなたはあの地に殉教の死を遂げるだろう。」ということを予告なさったという訳ですね。そしてその事を話してからイエス様はペテロに、「わたしに従ってきなさい。」(ヨハネ 21章19節参照)と言われたのです。

 イエス様は誠実な方です。私たちの前においしいにんじんをぶら下げて、「ほうら、従って行った方が得だぞう。いいことがあるぞう。」と、騙して従わせるようなことはなさいません。イエス様を信じて従っていくときにも、すべてが順調に行くとは限りません。困難があるし、行き詰まることもあるし、迫害もあるんだ、とあらかじめ言われているのです。でも聖書の中にはたくさんの約束が書かれています。

 たとえばコリント人への手紙第一 10章13節には、
 「あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。
 このように書かれています。

 またローマ人への手紙8章28節には
 神を愛する人々すなわち神をご計画に従って召された人々のためには神がすべてのことを働かせて益としてくださること私達はしています
 と書かれています。

 その他にも聖書の中には、たくさんの確かな約束が書かれているんですねえ。

 私たちの生涯は何が起こるか分りません。明日のことは分からないんです。でも明日のことを御存知なイエス様があなたと共にいてくださるなら、何と大きな安心でしょう。主が共におられ、守り、試練の中で成長させ、すべてのことを益としてくださり、最終的に天の住まいまで導いてくださるのです。ですからこの方を信頼し歩んでいきましょう。


 (PBA制作「世の光」2014.9.15放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする