♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主は永遠に支配される / 福井 誠

2014年09月04日 | Weblog
2014/9/4放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「主は永遠に支配される」です。それでは黙示録11章15節から読んでみましょう。

 「この世の国は私たちの主およびそのキリストのものとなった。主は永遠に支配される。

 先週は苦しんでいる者がいつまでも放置されることはない。時は伸ばされず解放される時が来ることを確認するメッセージがありました。今日読む11章もその続きのお話です。

 二人の証人が出てきます。この二人の証人は荒布を着て預言をします。預言というのは神のことばを語り伝える程度の意味ですね。また荒布を着るのは、しばしば悲しみ・嘆きを表しています。つまり彼らが世の終わりまで宣べ伝えなくてはならない福音は、人々の罪を示し、それを悔い改めさせるものでしたから、それは大変困難な働きでした。確かに悔い改めを勧めることはこれまでの生き方を否定することでしょうから、なかなか受け入れがたいことでもあります。ですから彼らは拒絶され迫害されて結局殺されてしまったという訳です。彼らが殺されると、地に住む人々、つまりこの世的な価値観・生き方をしている人々が重しが取り除けられたようにそれを喜び祝ったとあります。

 けれども物語はそれで終わりではありません。二人の証人はよみがえるのです。そして天に迎えられます。そのありさまを見て人々は驚いて天の神をあがめ、つまり神を信じるようになることが描かれています。
 大ざっぱな粗筋はそんなところですが、大切なのは当時の人々がこの物語を聞いて何を思ったかですね。まさにローマ帝国の迫害の中にあって、嫌がらせを受け、獣と戦わせられて死に至らしめられたキリスト者たちがいました。しかし先週もそのような苦しみは長く続かない、必ず解放の時が来る、と語られました。今日の箇所は獣と戦わせられて命を落とすことがあっても必ず永遠の復活の主に与るのだ、と語られています。これらのことばに当時のキリスト者が励ましを受けたことは確かなことでしょう。

 やがてキリスト教はローマ帝国に国教として認められ、繁栄していく時代がやってきます。歴史は主のことばが確かであることを示しています。ヨハネが語る主が永遠に支配される日も確かに来るのです。神のことばを信じましょう。

(PBA制作「世の光」2014.9.4放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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