♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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PBA『世の光』を文字で 

■罪の世にある信仰 / 羽鳥頼和

2014年09月06日 | Weblog
2014/9/6放送

 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。今日は旧約聖書のサムエル記第2の21章からお話をします。

 旧約時代のイスラエルで3年間にわたる飢饉があった時のことです。ダビデ王は飢饉のことで神様の御心を伺うために祈りました。すると神様は前の王サウルが犯した罪のことを教えられました。その罪とはサウル王がギブオン人を殺してしまったことでした。

 ギブオン人はその昔イスラエル人と友好関係を結んでいたのです。ところがサウルがそれを一方的に破り、彼らを打ち殺してしまったのです。ダビデはギブオン人の所へ行き、謝罪してどんな償いをしたらよいか彼らに尋ねました。ギブオン人はサウルの一族7人を引き渡すことを要求しました。ダビデはその事を聞き、悩んだ末、7人を引き渡しました。ダビデが心をかけている者もいましたから、彼は残念に思いながら彼らを引き渡したのです。

 ギブオン人はその7人を殺してしまいます。彼らが殺されるとダビデは彼らの遺体を引き取り丁重に葬りました。この葬儀はダビデの命令によりイスラエルの人々によって執り行われました。聖書はそのあとに一言このように語っています。
 「神はこの国の祈りに心を動かされた。」(サムエル記第二 21章14節)
 その時、飢饉が止んだのでしょう。しかし聖書はそれ以上に神様を信じて正しいこと行なったダビデとイスラエルの人々の祈りが神様の心を動かしたことをはっきりと語っているのです。

 この世に生きる私たちは罪との関わりを避けることはとても難しいことです。しかし、そんな世にあって私たちはダビデのように神様を信じ続けるべきです。そしてダビデのように自分に関わる罪に気がつかされたら謝罪や償いをするようにしましょう。そしてどんな時にも正しいことをして行きましょう。

 最後に聖書を2箇所お読みします。
 テサロニケ人への手紙第一 5章15節
 「だれも悪をもって悪に報いないように気をつけ、お互いの間で、またすべての人に対して、いつも善を行なうよう務めなさい。

 次にヤコブの手紙 5章16節
 「義人の祈りは働くと、大きな力があります。

 神様は必ず助けてくださいます。


 (PBA制作「世の光」 2014.9.6放送でのお話より )
 
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