♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■キリストの権威 / 福井 誠

2014年09月11日 | Weblog
2014/9/11放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「キリストの権威」です。それでは黙示録12章10節から読んでみましょう。

 「今や、私たちの神の救いと力と国と、また、神のキリストの権威が現われた。私たちの兄弟たちの告発者、日夜彼らを私たちの神の御前で訴えている者が投げ落とされたからである。

 12章から新しいキャラ(登場人物)が登場します。一人の女、赤い竜、来週は海の獣と地の獣が出てきますね。大まかに四つの役者が登場しますが、それぞれ何を意味し、繰り広げられるドラマにどんな意味があるのか、押さえたいところですねえ。

 まず一人の女、この女は太陽を着て月を足の下に踏んでいました。旧約聖書では太陽の光は神の栄光を表す真のイスラエルの象徴です。月は暗黒の支配者。それを足の下に踏む。つまり真のイスラエルが暗黒に打ち買ったことを意味していますねえ。

 で、この女性は「身ごもっていた」とあります。簡単に言えば真のイスラエル人たちの祈りの中に約束のメシヤが生まれたということです。

 次に竜。ヨハネはこれを簡単に説明しています。つまり人類の歴史の初めにアダムとエバを惑わし堕落に至らせたあの古い蛇・サタンだ、と。大切なのは天で戦いが起こってこの竜が敗北し地上に投げ落とされたことです。彼らは告発者とも呼ばれていますね。つまりあらゆる難癖をつけて人を訴えて神の救いの恵みを人が受けることのないように邪魔をする存在でした。

 その悪魔が、天にいられなくなったばかりか、自分の時の短いことを知って激しく怒り、地上で力の限り暗躍して女を追求する。つまりキリストを中心とする真のイスラエルである教会を苦しみようとしているという訳です。

 しかし教会は守られるのだというメッセージがここにあります。ローマ帝国の迫害の最中にあったクリスチャンたちはこのドラマを読みながら、確かに人の力を超えた悪魔的な力がうごめいているとしてもそこから守られるのだ、と考えたことでしょう。私たちの苦難に対しても同様のことが言えます。どんな時も神の守りに信頼して歩ませていただきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2014.9.11放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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