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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■哀歌を作り教えた / 福井 誠

2013年11月07日 | Weblog
2013/11/7放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「哀歌を作り教えた」です。それでは第二サムエル記1章17節18節から読んでみましょう。

 「ダビデは、サウルのため、その子ヨナタンのために、この哀歌を作り、この弓の歌をユダの子らに教えるように命じた。

 サウルとその子ヨナタンが死んだという知らせが伝えられた時に、ダビデは哀歌を捧げました。その内容はまずイスラエルの敗北を悲しみ、ペリシテ人がことさら喜ぶことのないようにと願っています。そしてサウルもヨナタンも勇士であり、愛される立派な人だったとサウルについてもその名誉を認めています。自分を殺そうとしていたサウルにダビデは唾を吐き捨てるのではなく、客観的に彼にも人間として評価される一面があったとしていますね。実に冷静です。そして最後にダビデはヨナタンの愛を女の愛に勝る愛であると評価しています。確かにヨナタンは王子としての地位に固執せず、真に力あるダビデの存在を認めてダビデを守り支え続けました。ヨナタンの愛は実に純粋なものでした。

 ダビデほどの人物ですから自分のために尽くしてくれる女性に巡り合う機会は多かったことでしょう。しかしそれでもダビデはヨナタンが示した愛情に勝る澄み切った純粋な愛を示した女性には出会わなかったというのです。ダビデはヨナタンに最大級の賛辞を送っていますね。

 しかしここで更に教えられるのはダビデはこれをユダの人々に覚えられるべき詩としたことです。つまりこの詩をこれまで苦労を共にしてきたユダの人々への教育とし戒めとしたのです。それは一つは、主を抜きにした勝利はないことを教えるためでしたが、更に重要なのは国家を建て上げるのは要領が良く抜け目のない頭脳集団や勇敢な精鋭戦士ではないことを教えるためでした。まさに純粋に澄み切った愛情のみが真の国家も組織をも建て上げる隠れた力となるのです。確かに今日のキリスト教会が建て上がったのもイエスの澄み切った
純粋な真実な十字架の愛があればこそです。私たちに澄み切った愛があればこそ、私たちの家庭も組織も支えられることを覚えたいものですね。

(PBA制作「世の光」2013.11.7放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 
 


 

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