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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■今日、泊まることにしてあるから / 大嶋重徳

2013年11月12日 | Weblog
2013/11/12放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカの福音書19章には町の人に罪人と呼ばれているザアカイという人が出てきます。イエス様はそのザアカイにこう言われました。「きょうは、あなたの家に泊まることにしてあるから。」(5節)

 このことばは、「わたしはあなたの家に泊まりたい。ずっと前からそうするつもりだった。」 そんな強い熱心な意味を持ったことばです。

 この日、ザアカイにとってはイエス・キリストという存在はたまたまエリコを通り過ぎるだけの人であったかもしれません。何だか話題になっている有名な人が来るなあ、と言うぐらいの気持ちであったでしょう。

 しかしイエス様にとってエリコに住むザアカイは通り過ぎる存在ではなかったのです。「今わたしはあなたと出会わなければならない。あなたと一緒にいたい。」 この町で孤独に生きているザアカイに、「あなたと一緒に過ごしたい」と願う声がかけられたんです。

 イエス様はこの時、ザアカイだけを見つめていました。もしここでイエス様がザアカイの家に泊まればイエス様に対する周りの評判は確実に落ちます。この当時、食事を一緒にしてはならない罪人リストがあるのですが、そこにザアカイのしていた税金を取り立てる取税人という仕事がありました。

 そんなザアカイの所に行くイエス様の姿を見て、町の人はつぶやいたのです。「なあんだイエス様は立派な人だと思ってたけどもがっかりだね。」

 しかし誰が何と言おうがイエス様には関係がなかったのです。自分は周りからどう思われるだろうか、・・・周囲の目を恐れたりはしなかったのです。

 ひきこもりの経験がある、ある学生はこう言いました。「僕の親はいつも周りの目を気にしていました。家を出られずに引きこもっている僕を恥ずかしいからと、人から自分のことを隠し続けた。でもイエス様は違ったんです。」

 ハルトマンという人はこう言いました。「私たちは多くの人に出会っているが、本当の意味で出会った人が何人いるだろうか。真に出会うとは、相手を愛の目で、価値のある大切な存在として見つめる出会いである。逆に、真に私を見つめてくれる人が何人いるだろうか。私たちは表面と表面で触れ合うだけで寂しく別れてしまうのである。」

 今日ラジオを聴きになっているあなたにイエス様は、「わたしはあなたの家に泊まることにしているよ。」そうおっしゃいます。

 どうぞこのイエス様と過ごす一日をゆっくりと安心して過ごしていただきたいと思います。

 ( PBA制作「世の光」2013.11.12放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


****** このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



 

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