♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■遅れることはない / 関根弘興

2013年11月25日 | Weblog
2013/11/25放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 新約聖書のヨハネの福音書の中にこんな記事が記されています。

 ベタニヤという村に住むラザロという人が病気になってしまいました。 彼の姉妹であるマルタとマリヤは自分たちのできる限りの手を尽くし、そしてイエス様のもとに使いを送って、「愛する者が病んでいます。」と告げたのです。すると、その知らせを受けたイエス様は、「そのおられた所になお二日とどまられた。」(ヨハネ 11章6節)と書いてあるんですね。

 ラザロを愛しておられたならすぐに行って病気を癒してやってもよさそうなものですよね。でもイエス様はそこになお二日とどまられたというんです。イエス様が滞在していた場所からベタニヤの村までは約一日の距離がありました。ですから使いの者がベタニヤを出発してからイエス様がベタニヤに行かれるまで何と四日も経ってしまうということになりますね。イエス様が来るのを待っている側にすれば、どんなに長く感じる四日間でしょう。愛しているならもっと早くラザロのもとに行けないのだろうかと考えますね。

 私たちは時々こんなふうに考えませんか? イエス様に祈ってもすぐに問題の解決が来ないと、もうやめた、と考えてしまい、どうも私たちはイエス様を自分のスケジュールに強引に合わせてしまうようなことがあると思うんです。自分の予定と計画に合わないと、「イエス様、あなたは私たちを愛していると言われるのに、どうして何もしてくれないんですか? そうつぶやくことがありませんか?

 でも今日私はあなたにぜひ知って欲しいんです。あなたのスケジュール通りにいかないことは決して神様に愛されていないということの証拠ではないということです。

 私の好きな聖書のことばに、旧約聖書のハバクク書2章3節のことばがあります。こういうことばです。「もしおそくなっても、それを待て。それは必ず来る。遅れることはない。」(ハバクク書 2章3節) とっても不思議なことばですよね。遅くなっても遅れることはないという訳ですから。でも私達はこの感覚をもって生きることが大切なんです。イエス様は一番良いタイミングを知っています。あなたの人生においてもそうです。イエス様が重病を患い死んでしまったラザロのもとに行った時、ラザロはもう死んで四日も経っていました。人間はこの死の前では全く無力です。でもイエス様はこのラザロを墓から生き返らせたんです。

 この福音書が記すイエス様のみわざは、イエス様の働きを象徴し、しるしとして紹介してるんですね。つまりイエス様にとって、手遅れになることはない、解決できないことは何一つない、ということです。悲しみや苦しみというものがこの地上ではあります。でもイエス様がそんなあなたの慰めとなってくださるんです。

  (PBA制作「世の光」2013.11.25放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

***

このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。

***

世の光/さわやか世の光/ジェネレーションXの東海地方での放送に協力してくださるキリスト教会・キリスト者の皆様の献金は、

  郵便振替 00890-3-111071 東海福音放送協力会   まで

  お問い合わせは、
  電話 052-762-2196 (自由ケ丘キリスト教会内)  東海福音放送協力会 へ
 

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする