♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神は / 山中直義

2013年01月22日 | Weblog
2013/1/22放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 山中直義です。今日は「神は」と題して聖書のメッセージをお届けいたします。

 旧約聖書創世記45章に、絶望的な状況にあった12人の兄弟たちのエピソードがあります。この時から22年前、上の10人の兄たちは11番目の弟ヨセフを奴隷としてエジプトに売り渡すという赦されるはずが無い罪を犯してしまいました。ところが神様はこの兄弟たちを見捨てることなく何とかして彼らを和解と再出発に導びこうと懸命に関わってくださいました。10人の兄たちに対して神様は様々な出来事を通して自分たちが犯した罪に気づかせてくださいました。そしてヨセフに対しては彼をエジプトの地で守り、導き、総理大臣の地位に着かせ、大飢饉の中であの兄たちに食料を与えさせ、彼らのいのちを救ってくださったのでした。

 あの苦しみから22年、兄たちを前にしてヨセフはこう言いました。
 「私はあなたがたがエジプトに売った弟のヨセフです。今、私をここに売ったことで心を痛めたり、怒ったりしてはなりません。神はいのちを救うために、あなたがたより先に、私を遣わしてくださったのです。

 赦されるはずが無いような罪を人が犯してしまったその時でも神は人を憐れみ、人を罪から救い、新しく生かそうとしてくださった。どれだけ絶望的な状況の中でも神は人を救うために最善を為し続けてくださった。ヨセフはそう告白しました。

 神はどのようなお方か、神はどのように素晴らしいことをしてくださったか、神に目を向け神の憐れみ深い関わりを確認したそのあとに絶望的な状況に遭った兄弟たちに真の赦し、和解、素晴らしい再出発の道が開かれて行きました。

 赦されるはずが無いような罪を犯してしまった時、あるいは赦せるはずが無いほどひどい目に遭わされてしまった時、どうぞあなたの目を神様に向け続けてください。神様がどのようなお方か、神様が私たちを救うために何をしてくださったのか。そのことを知らされるその時、あなたにも必ず希望の光が差し込み回復の道は開かれていくのです。

(PBA制作「世の光」2013.1.22放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


****** このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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