♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■わたしにした / 福井 誠

2013年01月17日 | Weblog
2013/1/17放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「わたしにした」です。それではマタイの福音書25章40節から読んでみましょう。

 「まことにあなたがたに告げます。あなたがたがこれらのわたしの兄弟たちしかも最も小さい者たちの一人にしたのはわたしにしたのです。」

 今日は先週のお話の続きです。神様は世の終わりの時には白黒をはっきりさせる、物事が矛盾したままあるいは帳じりが合わないままには決してなさらないということを教えられました。

 しかし私たちにとって心配になるのは、いったい神様はどういう価値基準て白黒をはっきりとし羊の群れと山羊の群れを分けられるのか、ということですね。
 
 続けてマタイの福音書を読むと少し驚かされます。この神様の祝福を受けるように選ばれた人たちは自分たちがなぜ祝福されるのかよく分かっていないからです。お時間があったらぜひ聖書を開いてマタイの25章を読んで頂きたいと思いますが、神様は「あなたがたは本当に私に良くしてくれた、だから祝福を受けなさい」と言います。しかし、いざその祝福を受ける人たちは、「主よ、いつ私たちはあなたに良くしたのでしょうか、全く覚えがありません。」というような応答をしているんです。

 神様が良くしてくれたと言っているのにそれを覚えていない。そこで神様は言います。
 「あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。」(マタイ 25章40節)と。

 大事な点は二つあります。神様に良くするというのは人によくすることですね。それも身近な人、しばしば無視してしまいがちな自分の家族や隣人に愛を示していくことです。そして人に良くするということは人の記憶に残る大きなことをすることではありません。毎日出会う人に小さな当たり前と思われるような優しい手を差し延べていくことですね。神様が目に留めておられるのは私たちの日常です。そこで小さな自然な愛を交わし、私たちが助け合い支え合っているかをご覧になっているのです。私たちが真心から人を愛するなら神様はその人を世の終わりにご自分の胸に取り分け、その人を天国に召されます。ふさわしい報いをなさる神様がおられることを覚えて歩みたいものですね。

(PBA制作「世の光」2013.1.17放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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