♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■兄と妹  / 板倉邦雄

2013年01月09日 | Weblog
2013/1/9放送

世の光の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。
今日は「兄と妹」という題でお話しましょう。創世記の24章の続きです。

 さてベトエルの娘リベカは井戸のそばで親類アブラハムのしもべと会いました。リベカは走って家の者にそのことを告げました。兄のラバンは井戸のそばにいるしもべの所へ走って行きました。そして言いました。「神様に祝福された人、どうかわが家においでください。あなたがたのために家を準備しました。ラクダのためにも場所を準備しました。」 

 リベカの父ベトエルは歳を重ねて兄のラバンが家を仕切っていたようです。ラバン自らラクダの荷を解いて餌をラクダに与えまた水を与えました。家の者にしもべの足とその従者たちの足を洗わせました。この兄にしてこの妹ありですねえ。そして夕食の席に着きました。

 ところがアブラハムのしもべは兄ラバンと同席している父親ベトエルの前で言いました。「私は用向きを話すまで食べません。」 兄ラバンは言いました。「お話しください。」 

 そこでアブラハムのしもべは用向きを話し始めます。「私の御主人アブラハムは年老いてから一人息子イサクを生みました。『息子は私の親類の嫁から妻を娶らなければならない』と言われました。そして私は今日泉のある井戸へ来て祈りました。その時『どうぞお飲みください。あなたのラクダのためにも水を汲みましょうという娘さんこそ主なる神様が私の主人の息子に定められたお嫁さんだ、としてください。』 私がそう祈っている時です。お宅の娘リベカさんがそうしてくれました。しかも驚いた事にリベカさんは私の御主人アブラハムの兄弟ナホル様の息子ベトエルさんの娘さんだったのです。どうか私の御主人様に誠を尽くして頂きたいのです。」 
 
 兄ラバンと父ベトエルは答えました。「このことは主なる神様から出たことですから、私どもはあなたに善し悪しを言うことはできません。」

 私事ですが、「娘さんを嫁にください。」と申し込みに行った時、父親代わりの妻の兄が年老いた義母の前で賛成してくださったことを今でも忘れることはできません。

( PBA制作「世の光」2013.1.9放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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