2025/3/17放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
今日は、「真理は、自由を得させる」という題でお話ししましょう。
「私たち人類は真理を求めてきました。真の自由と平和は真理から来ると知っていたからです。
しかし、そのために論争し、暴力を振い、愚かな戦争までしてきました。真理は目に見えない方から来ることを知らなかったからです。」
これは『解説イエス・キリスト』という本の冒頭句の一節です。では今日はヨハネの福音書8章31節からです。
さてイエス様は自分を信じたユダヤ人たちに言われました。
「もし、わたしの言葉のうちにとどまっておるなら、あなたがたは、ほんとうにわたしの弟子なのである。また真理を知るであろう。そして真理は、あなたがたに自由を得させるであろう。」(ヨハネ8章31節、32節 口語訳聖書
ここでイエス様は、真理を知るためにはイエス様ご自身のことばのうちに留まっていることを求められました。
「イエス様のことばのうちに留まる」とは、イエス様のことばを信じてそのことばに従って生きることではないでしょうか。「弟子となる」とは師匠の言うことを聞いて、師匠とともに生きることが求められるからです。イエス様の弟子となることは、やがてイエス様のようになっていくということでしょうねえ。
イエス様は弟子たちにこう言われました。
「わたしは道であり、真理であり、いのちである。」(ヨハネ14章6節 )
イエス・キリストは真理です。真理であるイエス・キリストの弟子となることによって私たちはまことの自由を得ることができるのです。イエス様を知ること、信じること、そして従うことは私たちを真の自由にするのです。
なぜなら私たちは不自由であり、ある意味で奴隷のような状態の中に生きているからです。
真理であるイエス様は私たちを何から自由にするのでしょうか。それについては明日お話ししたいと思っています。
少なくとも私たちは次の三つの奴隷になっていないでしょうか?
人が自分をどう見ているかという人の目や評価を恐れる奴隷です。
次は、自分の欲望をどのように満たしていくかという欲望の奴隷です。
そして第三に、死と死の恐怖の奴隷ではないでしょうか。
しかしイエス様はこのような三つの奴隷から私たちを自由にしてくださるのです。
( PBA制作「世の光」 2025.3.10放送でのお話しより )
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