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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■思い煩い /関根弘興

2011年04月11日 | Weblog
2011/4/11放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。今日も一日、さわやかに過ごしていきたいですね。

 新約聖書 ピリピ人への手紙4章6節
 「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。
 
 私たちは毎日のように思い煩いや心配事が絶えません。でもパウロは「あなたがたの思い煩いをすべて神様に知っていただきなさい。」と書いています。私たちの神様は私たちの美辞麗句で飾られたことばを待っておるのではなく、私たちの正直な心の叫びを聞いてくださる方なんですね。

 宗教改革者のマルティン・ルターをあなたもご存知だと思います。彼にまつわるこんな話を読んだことがあります。

 ルターがある時、いろいろなことで落ち込んでいた時でした。この様子を見た奥さんが何とかしてルターの気持ちを回復させようと考えました。そして彼女は自分の部屋に戻り、何と喪服に着替えてルターの傍らに立ったんです。ルターはびっくりして言いました。「誰が死んだのかね。これからどこの葬式に行くのかね。」 すると奥さんはこう答えたと言うんです。 「はい、実は神様がお亡くなりになったんです。」 「ばかなことを言うな。神様が亡くなるはずがないではないか。」 「はい、そう思ったのですけれど、でも神様が生きておられなら、その生きた神様にお頼りしているあなたがどうしてそんなに失望なさっているのでしょうか。あなたの失望している姿を見ると、てっきり神様がお亡くなりになったのだと思いまして。」 こう言ったというんですね。 この奥さんの行動で、自分が思い悩んでいた事が小さなことだという事をルターは知ったというんです。

 私たちの毎日の生活にもたらされる思い煩いは私たちの心を不安と心配の嵐に巻き込んで行きます。私たちを消極的な方向に向かわせ、精神的にも時には肉体的にも打撃を与えます。そして正しい判断を失わせていくんですね。

 実は思い煩いの原因というのはあってないようなものが非常に多いんです。自分で勝手にシナリオを書いて悩んでしまうんです。もしかしたらの人はこう思ってるかもしれない。いやそう思っているに違いない、というように勝手にシナリオを書いてしまうんですね。

 パウロはどんなことを勧めているのでしょう。「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。」と記しています。大切なのは静かに目を閉じ、心を静めて神様にあなたの心を知っていただくことです。

 旧約聖書イザヤ書30章15節
 「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、
  落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。


 (PBA制作「世の光」2011.4.11送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

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