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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■私は、決して信じない /板倉邦雄

2011年04月27日 | Weblog
 2011/4/27放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。 今日は「私は決して信じない」という題でお話ししましょう。

 埼玉県の80歳を過ぎた人が、孫娘が音楽の発表で失敗しがっかりしているのを心配し、励まそうとしました。「人間は失敗しても努力すれば必ず取り返しせるよ。おじいちゃんだってやればできるんだ。自転車で東京までいけるぞ。」「できないよ。できないよ、おじいちゃん。」 ところが孫のためにと祖父は2時間半かけて東京の日暮里駅まで自転車で到着したのです。その日から孫娘の祖父を見る目が変わったそうですね。

 私たちは自分の目で見たり手で触れてみないと決して信じないという心を持っています。実は聖書に、イエス様の復活の現場に居なかったトマスという弟子のことが書いてあります(参照 ヨハネによる福音書 20章 24-29節)。他の弟子たちがトマスに、「私たちは復活されたイエス様にお目にかかった。」と言い聞かせました。しかしトマスは「私はそのイエス様の手に釘跡を見、私の指をその釘跡に差し込んで触れてみなければ決して信じない。」 頑として受け入れませんでした。それから8日の後です。イエス様の弟子たちは家の戸を閉じて家の中にいました。弟子のトマスも今度は一緒です。復活されたイエス様が家の中に入ってこられたのです。

 そして「平安があるように。」と言われました。それからトマスに言われました。「あなたの指をここにつけて私の手を見なさい。手を伸ばして私のわき腹に差し入れてみなさい。信じない者にならないで信じる者になりなさい。」 トマスはその場にひれ伏して申し上げました。 「わが主よ。わが神よ。」 イエス様はトマスに言われました。「あなたはわたしを見たので信じたのか? 見ないで信じる者は幸いである。」

 「私は決して信じない。」・・・私たちは何と疑り深いものでしょう。見たり触れたりしないとなかなか信じられないものです。しかし神様であり復活されたイエス様の方から弟子のトマスに現れてくださいました。神様の方で不信仰で疑り深い私たちを信じることができるように近づき導いてくださるのです。

 聖書のことばです。
 「すべて彼(イエス)を信じる者は、失望に終ることがない。
 「したがって、信仰は聞くことによるのであり、聞くことはキリストの言葉から来るのである。
 ローマ人への手紙 10章11節と17節(口語訳聖書)

  ( PBA制作「世の光」2011.4.27放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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